
こんな疑問にお答えします
本記事の内容
- 広告主がアフィリエイトを利用するメリットとデメリット
- 広告主が特別単価・固定報酬を出す理由
- 広告主が嬉しいブロガーとは
- 広告主が直接ブロガーとやり取りすることがあるのか
本記事の執筆者
僕は、2つの顔を持っています。
- 本業は某WebサービスのWebマーケター
- 副業はブロガー/アフィリエイター
僕の本業はあるWebサービスのWebマーケターであり、主に集客を担当しています。
集客方法は多岐にわたりますが、アフィリエイト広告も積極的に活用しています。
通常、僕のブログでは成功や失敗など、ブロガーの視点から記事を書いていますが、この記事では広告主の視点からアフィリエイト広告とブロガーについて書いてみました。
広告主に好まれるブロガーのタイプや、広告主がいつ報酬を増やすのか、ブロガーにとって興味深い情報をまとめました。
もちろん、広告主と同じ立場の方にも参考になると思いますので、最後までお読みください。
目 次
広告主がアフィリエイト広告を利用するメリット
ネット上には様々なインターネット広告が存在しますが、なぜ広告主たちはアフィリエイト広告を利用するのでしょうか?
僕がアフィリエイト広告を使用している際に、3つのメリットを感じることがあります。
- 他の広告と比べてリスクが低い
- 費用対効果が良い
- 広告の運営が簡単
それぞれ説明していきますね。
他の広告と比べてリスクが低い
アフィリエイト広告では、成果に応じて広告費用を支払うため、売上が生まれてからの支払いとなります。
これにより、無駄なコストを削減できるメリットがあります。
一方、リスティング広告やFacebook広告では、広告がクリックされた時点で費用が発生します。
これらの広告では、最適な広告を配信するには2~3ヶ月程度の時間が必要です。
その期間中に、目標とするコストパフォーマンスに近づけるための適切なキーワードやターゲットユーザーを見つける調整が行われます。
この期間は、最適な配信を実現するために必要ですが、高いCPA(コストパフォーマンス指標)が記録されてしまい、大きな損失を被ることもあります。
一方、アフィリエイト広告では、このような最適化期間が不要で、初めから希望の金額で広告を出稿できるため、リスクが低いと言えます。
費用対効果が良い
アフィリエイト広告では、自分でCPA(Cost Per Action)を設定ができます。
そのため、非常に効果の高い結果を得ることもあります。
ただし、CPAを上げることは可能ですが、逆に下げることは難しいです(理論的には下げることもできますが…)。
CPAを下げるとは、ブロガーへの報酬額を減らすことを意味します。
報酬が減ると、ブロガーとしてはその広告主に対して不安を感じ、ネガティブな印象を抱くかもしれません。
また、ウェブサービスを提供している側にとっても、ブランドイメージに損害を及ぼすことになります。
このような事態を避けるためにも、ASPに広告を掲載する際は、報酬額をできるだけ低い金額からスタートさせることが良いでしょう。
もちろん、低すぎても問題があります。
なぜなら、ブロガーやアフィリエイターからの提携申請が途絶えてしまう恐れがあるからです。

広告主がCPAを上げるタイミングは広告主によって異なりますが、僕の場合は以下の3つがあります。
- 会社の目標数値が急に上がる場合
- 他の広告に予算を割く代わりに、アフィリエイト広告に予算を集中させる場合
- 競合他社が報酬額を上げたため、競争を防ぐために自分も上げる場合
特に3つ目のケースでは、これまで味方と思っていたブロガーが競合他社の広告に切り替えてしまうリスクがあるため、それを防ぐために報酬額を上げることもあります。
ただし、このような対応を行うと次には別の広告主が上げ始め、さらに別の広告主が…という悪循環に陥り、ASPとブロガーは喜ぶかもしれませんが、広告主だけが苦しむことになります。
そのため、この流れに乗りすぎることもリスクがあるのです。
広告の運営が簡単
他の広告と比較して、アフィリエイト広告はリスクが低いと述べましたが、他の広告では最適な配信をするために、さまざまなキーワードを考えたり、数十本のバナーを作成したり、複数のLPを作成したりして、何度もA/Bテストを繰り返す必要があります。
一方、アフィリエイト広告は最初は自分の広告に提携してくれるブロガーやアフィリエイターを増やさなければなりませんが、基本的にはASPの担当者に相談すれば対応してもらえます。
そして、ブロガーは記事作成の際にネタや新しいバナーを提供するだけで十分です。
アフィリエイト広告は、他のネット広告と比較して運営が非常に簡単です。
広告主がアフィリエイト広告を利用することのデメリット
アフィリエイト広告にはメリットだけでなく、残念ながらデメリットも存在します。
デメリットは以下の3つです。
- ブロガーがつかなかった時の月額固定費が痛い
- ブランド毀損(きそん)のリスクがある
- 広告主の意思/望んでいることがブロガーに伝わらない
こちらもそれぞれ説明していきます。
ブロガーがつかなかった時の月額固定費が痛い
広告主がASPに対して、成果が発生した分だけ支払うと思われがちですが、実際には成果報酬以外にも月額固定費が必要です。
例えば、月額固定費が50,000円で、1件あたりの成果報酬費+ASP手数料が1,000円だとします。
もしもその月に10件の成果が発生した場合、50,000円+1,000円×10件=60,000円をASPに支払う必要があります。
つまり、CPAは60,000円÷10件=6,000円となります。
もしも100件の成果が発生した場合、50,000円+1,000円×100件=15万円です。
その場合のCPAは15万円÷100件=1,500円となります。
広告主にとっては、ブロガーが提携しなかったり、提携はしてくれたけれど成果が発生しない場合、月額固定費が重くのしかかり、1件あたりのCPAが高くなってしまいます。
もし取り扱う広告案件がマニアックであったり、成果発生までのハードルが高い場合(例えば、マンション購入やサブスク契約6ヶ月以上など)、ブロガーたちは提携を躊躇するかもしれません。
そのような広告案件を出稿する場合は、成果地点をより手前に設定することが重要です。
例
- マンション購入の場合は資料請求を成果地点にする
- サブスク契約6ヶ月以上の場合は無料体験に申し込みをした地点を成果地点にする
ただし、成果地点を手前にする代わりに、成果報酬の金額を下げる必要があります。
また、必ず資料請求からマンション購入契約に至る率や、無料体験申込みから契約し、6ヶ月利用に至る率を計算し、それに基づいて成果報酬額を決めることが重要です。
適当に成果報酬額を決めてしまうと、後で「もっと成果報酬額を上げていれば良かった」と後悔することもあるかもしれませんし、逆に予想以上にマイナスな結果になる可能性もあります。
ですので、計算をしっかりと行い、適切な成果報酬額を設定しましょう。
ブランド毀損(きそん)のリスクがある
ある日、ブロガーから広告の提携の申請がありました。いつも通りの感じで承認しました。
その後、そのブロガーのブログをよく見ると、意図しないサイトで紹介されたり、予期しない内容でサービスが紹介されていたりしていました。
こうしたことが起こると、ブランドのイメージが損なわれるリスクがあります。
つまり、アフィリエイト広告はブランド毀損につながるリスクを伴っているのです。
広告主の望んでいることがブロガーに伝わらない
広告主とブロガーの間には、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)という存在があります。
ASPの存在は、広告主とブロガーの両者にとって非常に多くのメリットをもたらしますが、1つだけデメリットがあります。
それは、広告主が望むこと(例:特定の顧客をサイトに誘導してほしい、ウェブサイトの成長方向性など)が、なかなかブロガーに伝わらないということです。
ブロガーが関心を持っているのは、成果の発生数と成果報酬額だけです。
たとえ提携者限定のメルマガを利用しても、なかなか意図が伝わらないのです。
広告主にとって、このジレンマはアフィリエイト広告のデメリットとして感じられます。
しかし逆に考えると、ブロガーは広告主が本当に望んでいることを理解し、成果をあげて、ASP経由で広告主にアピールすることで、特単が出る可能性があるのです。
広告主から送られてくるメルマガを読まずに捨ててしまうことは、よくあることだと思います。
もし特別な成果を望むブロガーであれば、メルマガを読み、広告主が要求していることを理解し、記事に反映させて成果を上げるようにしましょう。
広告主が特別単価・固定報酬を出す理由
広告主にとって望ましい結果をもたらすブロガーには、特単や固定報酬を提供しています。
僕が広告主として喜ぶブロガーは、以下の3つのタイプです(ただし、扱う広告案件によって異なる点があることに注意してください)。
- 多くの発生件数を生み出すブロガー
- LTV(顧客の生涯価値)が高いブロガー
- ASP経由で発生件数をコミットする意欲的なブロガー
多くの発生件数を生み出すブロガー
まず、重要なのは成果数を積極的に上げていくことです。
ASPを通じて、「特単が欲しいです」と言われても、成果数が出ていない場合には特単を提供することはできません。
ただし、提携したばかりの場合でも、以下のような要素が考えられます。
- 他の案件ではまだ実績がないが、別の案件では特単レベルの成果数が出ている
- サイトのアクセス数が多く、潜在的な成果が期待できる
このような状況では、特単を最初から提供する場合もありますが、通常は自社の広告案件でどれくらいの成果数が得られるのかを確認した上で判断します。
LTV(顧客の生涯価値)が高いブロガー
僕はアフィリエイターなので、成果発生数だけでなく、LTVにも非常に注目しています。
LTVとは
LTVとは「Life Time Value」の略であり、顧客がもたらしてくれる利益の総額を示す指標です。
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LTVを向上させるための7つの手法【成功事例付き】
LTVが高いユーザーを獲得することで、成果発生数を減らせます。
その結果、アフィリエイト広告にかかるコストも減らせます。
ブロガーにとっては、少しネガティブに聞こえるかもしれませんが、そういったユーザーをたくさん紹介してくれるなら、僕の場合は積極的に特単を提供します。

答えは2つです。
- ブログのファンを増やすこと
- 広告案件の商品やサービスのメリット・デメリットを正確に伝えること
ブログのファンを増やすこと
あなたが推薦する商品やサービスに対して信頼を寄せてくれるファンが存在すれば、LTVは高まります。
一方で、あなたの影響力が低ければ、成果の数も少なくなるでしょう。
仮に成果の数が多くても、すぐにその商品の利用や購入をやめてしまうこともあります。
そのため、信頼を築くためには、質の高い記事を執筆し、読者の悩みを解決する努力が必要です。
そうすることで、いつの間にか読者が「ファン」となり、長期的な関係を築くことができます。
広告案件の商品やサービスのメリット・デメリットを正確に伝えること
商品を紹介する際には、基本的にその商品のメリットを強調するでしょう。
ただ、デメリットもきちんと伝えておいたほうが、購入後も、「こういう欠点もある商品だ」理解しているので、使い続けることが多いのです。
デメリットも適切に伝えることで、購入後に「この商品にはこういう欠点がある」と理解しているため、多くの人が継続して使用します。
メリットだけをアピールし、購入した後にデメリットを知った場合、心理的な失望感が大きくなり、その商品の使用をやめるケースもあります。
そのため、商品のデメリットも事前に説明しておくことが重要です。
また、あなたのブログから高いLTVを持つユーザーを紹介してもらえると、広告主は特単が出しやすくなります。
ASP経由で発生件数をコミットする意欲的なブロガー
「成果数を増やすので、特単の提出をお願いします」という依頼がASPを通じて寄せられることがあります。
具体的には、「●●件の成果数を達成するために、特単の提出をお願いします」とおっしゃっていただけると、特単の提出がスムーズになります。
広告主側では、当該月の目標数のうち、●●件は悩んでいるブロガーが特単を提出することによって達成する予定で、残りの数は▲▲▲の施策によって達成する計画が立てられます。
そのためには、成果数をコミットしてくれたほうがありがたいのです。
もちろん、できるだけ成果数をコミットして欲しいですが、達成できない場合もあります。
だからと言って、広告主から怒られるということはありません。
(怒られることはありませんが、特単の提供がなくなる可能性はあります。)
特単をもらう第一歩として、、ASPを介して広告主に対し「●●件の成果数を達成するため、特単の提出をお願いします」とアピールすることは非常に重要です。
もしASPの担当者がいらっしゃる場合は、積極的にASPとコミュニケーションを取ることをおすすめします。
よくある質問:広告主がアフィリエイターと直接やり取りすることはあるのか
最後の章では、よく寄せられる質問について1つだけお答えします。
(今後、多くの質問が寄せられた場合には、この記事で質問にお答えしていきます)

ASP主催のイベントに参加して、実際にブロガーと会ってコミュニケーションを取ることはあります。
ASPを介さずに特別協定や固定報酬の交渉をすることは基本的にはありません。
なぜなら、そのような場合には、問題が生じた際に解決に時間と手間がかかる可能性があるからです。
また、ASPへの手数料を無視することになり、ASPの信用にも影響が出るかもしれません。
そのため、報酬について話し合う場合は、基本的にはASPを介して行います。
ただし、アフィリエイト広告以外の質問については、ASPを経由せずに行っても問題ありません。
例えば、
「最近、どのサービスに力を入れていますか?」
「ASPの管理画面に記載されている内容以外で、サービスのメリットを教えていただけますか?」
「成果数を増やしたいです。読者にとってメリットのあるもの(例:クーポン)を提供していただけますか?」
などです。
ただし、広告主によってはこれらに否定的な反応を示す場合もありますので、ご注意ください。
まとめ:アフィリエイト成功への道!広告主がブロガーに求めるものとは?
本記事を簡単にまとめると…
本記事のまとめ
広告主がアフィリエイトを利用するメリット
- 他のネット広告と比べてリスクが低い
- 費用対効果が良い
- 広告の運営が簡単
広告主がアフィリエイトを利用するデメリット
- ブロガーがつかなかった時の月額固定費が痛い
- ブランド毀損(きそん)するリスクがある
- 広告主の望んでいることがブロガーに伝わらない
広告主が特別単価・固定報酬を出す理由
- 多くの発生件数を出してくれる
- LTVが高い
- ASP経由で発生件数をコミットしてくれる
広告主が直接ブロガーとやり取りすることがあるのか
- リスクがあるので、広告主が直接ブロガーと特単や固定報酬の交渉をすることはないですが、(ブロガーが抱えている)読者にとって、メリットとなる情報は提供します。
広告主が求める要望を理解し、それを記事に反映させることで多くの成果を上げることができた場合、ASPを介して「●●件の成果を達成しました。1件あたり●●●円の特別報酬をご提案いたします」とアピールしましょう。
積極的な姿勢をアピールすることで、広告主はあなたとあなたのブログに注目してくれるでしょう。
その結果、広告主は特別な情報を共有してくれたり、報酬以外の形でサポートしてくれるかもしれません。
信頼関係が構築されることで、特別報酬の機会も増えるでしょう。
まずは成果を上げることに集中しましょう。
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