こんな疑問にお答えします
本記事の内容
- ロングテールキーワードとは何か
- ロングテールキーワードを探すのに便利なツールの紹介
- ロングテールキーワードの探し方
- ロングテールキーワードのメリットとは
本記事の執筆者
ロングテールキーワードはお宝キーワード!
「ロングテールキーワード」と聞くと、多くの人が「長い尾のキーワード?」と考えるかもしれません。
僕もSEOの学ぶ中で初めてこの言葉に触れた時に、なかなか理解ができませんでした。
しかしながら、ロングテールキーワードは、ブロガーにとってはお宝のようなキーワードなのです。
この記事では、ロングテールキーワードの探し方とその魅力について伝えたいと思います。
適切なロングテールキーワードを探せれば、収益の重要な源となる可能性があります。
そんなお宝キーワードを探しに行きましょう!
目 次
ロングテールキーワードとは
まず、上の絵をご覧ください。
この絵は、縦軸に検索回数、横軸にコンバージョン率を表しています。
コンバージョン率とは、何らかの成果が発生した割合を指します。
- 左側は検索回数が多いが、コンバージョン率が低い状態
- 右側は検索回数は少ないが、コンバージョン率が高い状態
本記事で説明するのは、赤い領域の「ロングテールキーワード」になります。
ロングテールキーワードとは、検索回数が少なく、2語以上の複数のキーワードで構成されていることが多いのです。
ロングテールキーワードを探すためのツール
ロングテールキーワードを探し方の説明をする前に、キーワード選定に役立つツールをご紹介します。
》ブログのキーワード選びにお困りの方必見!選び抜かれたツール8選
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ブログのキーワード選びにお困りの方必見!選び抜かれたツール8選
本記事では、以下の2つのツールを使用します。
- ラッコキーワード
- aramakijake.jp
これらのツールについて紹介します。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、Googleのサジェストキーワードや関連キーワードを抽出してくれる、ブロガーにとっては必ず利用しなければいけないツールです。
検索キーワードを入力すると関連するキーワードが表示されるので、イチイチ検索して探す手間がないのです。
また、関連キーワードを活用することで、より幅広い情報を見つけれます。
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ラッコキーワードの使い方【保存版】ブロガー必須ツール
aramakijake.jp
aramakijake.jpは、GoogleとYahooの月間の検索数を教えてくれるツールです。
》【aramakijake.jp】検索ボリュームを調べたい人は必須ツール
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aramakijake.jpの使い方と精度を徹底解説!検索ボリューム調査に欠かせないツール
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キーワードプランナーで的確な検索ボリュームを見極めよう【ブロガー必読】
ロングテールキーワードの探し方
ロングテールキーワードを探し方は、以下の4ステップです。
- 執筆したい記事に適したキーワードを1つ選ぶ
- 関連キーワードを見つけるには、ラッコキーワードを使う
- aramakijake.jpでキーワードの検索ボリュームを調べる
- 上位に表示されているサイトを確認する
それぞれのステップについて説明していきます。
手順1:執筆したい記事に適したキーワードを1つ選ぶ
あなたが記事として書きたいキーワードを1つ選んでください。
仮に焼肉に関する記事を書くので、「焼肉」を選んだとします。
「焼肉」というキーワードは、非常に人気のあるキーワードです。
いわゆる「ビッグワード」と呼ばれているキーワードです。
aramakijake.jpで検索すると、Googleだけで月間120万回も検索されていることが分かります。
しかし、「焼肉」だけではコンバージョン率が低くなる可能性があります。
なぜなら、検索ユーザーが具体的に何を求めているのかが分からないからです。
例えば、
- 焼肉が食べられるお店を探しているのか?
- 焼肉に合うタレを知りたいのか?
- 家で食べられる焼肉用の肉を探しているのか?
様々な要望が考えられます。
このままでは、さまざまな切り口の記事を書かないといけなくなり、どうしても記事の内容が薄く広くなってしまいます。
それに合わせて、アフィリエイトの広告も出すとなった場合には、
- グルメサイトの紹介
- 焼肉のタレの紹介
- 高級ブランド肉の紹介
と様々な広告を紹介しなければいけなくなります。
たとえ、Googleで1位にランクされたとしても、多くのアクセスがあるかもしれませんが、コンバージョン率は驚くほど低くなるでしょう。
また、このようなキーワードは、SEOに積極的な企業が多くの資金やリソースを投下して、1位獲得のためにしのぎを削っています。
残念ながら、個人のブロガーが参入しても勝ち目はありません。
そこで、次に「焼肉 ●●●」のように、キーワードをもう少し具体的に絞ってみましょう。
手順2:関連キーワードを見つけるには、ラッコキーワードを使う
ラッコキーワードを使って「焼肉」と検索すると、関連するキーワードが多く表示されます。
例えば、「焼肉 食べ放題 安い」の検索数はaramakijake.jp調べのGoogleの検索数は11,840回となります。
このキーワードは、「ミドルワード」と呼ばれる範囲に該当します。
まずは手順1と同様に、このキーワードだけでは何が判断できないかを考えてみましょう。
- どの都道府県のお店で食べ放題を楽しみたいのか分からない
- 具体的にどの街(例:新宿)の焼肉屋で食べ放題を楽しみたいのか
といった情報が欠けています。
つまり、『場所』が明確でないのです。
もしブログ記事をこのまま書く場合、全国の焼肉食べ放題のお店を紹介する必要があるので、1都道府県で1店舗紹介したとしても、47店舗も紹介する必要があります。
そのため、もう少し絞り込まなければいけません。
そこで、ラッコキーワードの以下の「マーク」をクリックしてみましょう。
すると、「焼肉 食べ放題 安い」に関連するキーワードが表示されます。
具体的な場所が分かるキーワードを絞り込んでみましょう。
「焼肉 食べ放題 安い 池袋」
「焼肉 食べ放題 安い 新宿」
「焼肉 食べ放題 安い 横浜」
と表示されました。
これが、いわゆる「ロングテールキーワード」です。
このようなロングテールキーワードを活用することで、より具体的な情報を提供でき、読者の興味を引きつけられるのです。
手順3:aramakijake.jpでキーワードの検索ボリュームを調べる
手順2の最後で見つけたキーワードをaramakijake.jpで検索数を調べた結果が以下の通りです。
- 「焼肉 食べ放題 安い 池袋」:40
- 「焼肉 食べ放題 安い 新宿」:56
- 「焼肉 食べ放題 安い 横浜」:40
これらのキーワードで、ニーズが明確になりました。
例えば、「新宿でリーズナブルな食べ放題の焼肉店を見つけたい」という具体的な要望が浮かび上がります。
このキーワードのリクエストに応じて、読者が興味を持ってもらえる記事を執筆すればいいのです。
「365日焼肉三昧の男が選ぶ!新宿で楽しむ!コスパ最高の焼肉食べ放題ベスト5」という記事タイトルはいかがでしょうか?
上位表示を達成できた際には、検索回数がそれほど多くなくても、読者は確実にあなたの記事を通じてお店の予約を行うでしょう。
手順4:上位に表示されているサイトを確認する
Googleの検索結果を見ると、大手のグルメサイトや大手外食チェーンのサイトが上位に表示されていることが多いでしょう。
そのような状況の中で、上位表示を獲得するのは容易ではありません。
上位表示される可能性が高いキーワードがないか、ラッコキーワードで検索してみました。
- 「新宿西口 焼肉 食べ放題 安い」
- 「新宿 焼肉 食べ放題 安い 個室」
- 「新宿 焼肉 食べ放題 飲み放題 安い」
といった候補が出てきました。
aramakijake.jpで検索数を調べると、
- 「新宿西口 焼肉 食べ放題 安い」:データが見つかりません
- 「新宿 焼肉 食べ放題 安い 個室」:データが見つかりません
- 「新宿 焼肉 食べ放題 飲み放題 安い」:8
このことから、検索数が非常に少ない可能性が高いです。
このキーワードで上位表示できたとしても、検索数が少ないため、記事を見てくれる人が限りなく少ないため、アフィリエイトの発生は0件になる可能性が高いです。
このように、勝てるキーワードが見つかるまで、手順1から4を繰り返すと、「このキーワードなら勝てるかもしれない?」という見込みのあるキーワードが浮かび上がってきます。
これがいわゆる「お宝キーワード」なのです。
ただし、お宝キーワードを見つけられたとしても、そのキーワードに詳しくなければ良質な記事は書けません。
以下のような行動を起こし、記事を書くための材料をしっかりと集めましょう。
- 取材をする
- 自分で経験する
- 知識のある人にアドバイスを求める
ロングテールキーワードの検索数
「ロングテールキーワードとは」ということで、ロングテールキーワードは2語以上で構成されるキーワードとお伝えしましたが、業界によって異なる場合もあります。
「ロングテールキーワードの探し方」して、例えば、「焼肉」いうキーワードを取り上げてみますと、上位表示を狙っているWebサイトが多くあります。
食べログ、ぐるなび、ホットペッパー、Rettyなどがその代表例です。
特に食べログは、SEOにはかなり力を入れています。
こうした強力な競合サイトに対抗するには、より絞り込まれたキーワードで戦わなければいけません。
一方で、元々、ニッチな市場の場合には、SEOの競合が少ないため、2語のキーワードでも上位表示ができる時もあります。
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【アフィリエイトで勝つ戦略】ニッチなジャンルの探し方
「キーワードの数」と「検索回数」と「競合状況」とのバランスが重要です。
ユーザーの検索意図やニーズを理解し、それに合致したロングテールキーワードを見つけることが成功の鍵となります。
ロングテールキーワードの6つのメリット
ロングテールキーワードのメリットは5つあります。
- 企業が参入しない領域
- 上位表示させられる可能性が高い
- 検索意図に合わせた記事が作りやすい
- 少ない労力で成果が出やすい
- コンバージョン(成果)になる可能性が高い
- 音声検索との相性が良い
企業が参入しない領域
個人のブロガーが競合として意識すべきは、企業が運営するWebサイトです。
なぜなら、彼らは膨大な予算をSEOに充てることが可能なので、アドバンテージがあります。
そのため、アクセス数が見込めるビッグワードやミドルワードで競争することができるのです。
一方で、競争の少ない領域も存在します。
それがロングテールキーワードです。
企業にとって、ロングテールキーワードは全体のアクセス数のほんの一部でしかなく、それに対する労力や予算を投入することで得られる成果が合わなくなるため、意図的に取り組まないケースもあります。
僕も、本業のWebサイトにおいてSEOを実践していますが、ロングテールキーワードは高いコンバージョン率があると認識していますが、そこに予算やリソースを割くよりも、アクセス数が多く見込めるミドルワードやビッグワードで上位表示する戦略をとっています。
上位表示させられる可能性が高い
ロングテールキーワードは、ビッグワードやミドルワードと比べて検索ボリュームは少ないものの、競争が少なく特定のニッチなトピックに特化しているため、上位表示させる可能性が高いのです。
これは、長いキーワードを狙うことで、より狭い範囲の検索クエリに対して高い関連性を持たせられるからです。
検索エンジンは、ユーザーに最も関連性の高い情報を提供しようとします。
関連性が低い情報を提供してしまえば、ユーザーの満足度が下がってしまうので。
そのため、特定のロングテールキーワードに対して最適化されたコンテンツは、そのキーワードに関連する検索クエリで上位に表示されやすくなります。
その結果、ターゲットとするニッチなユーザーからのアクセスを集めやすくなり、ブログの訪問者数やエンゲージメントの向上に繋がるのです。
検索意図に合わせた記事が作りやすい
ロングテールキーワードを使うと、特定の検索意図に合った記事を作りやすくなります。
これは、ロングテールキーワードが具体的で詳細なフレーズであるため、ユーザーが何を求めているのかを理解しやすいからです。
例えば、「初心者向け マラソン トレーニングプラン」のようなロングテールキーワードでは、読者がマラソンのトレーニング方法を初心者の視点から学びたいという具体的なニーズがあることがわかります。
このようなキーワードを元に記事を作成することで、検索ユーザーの求める情報を正確に提供し、満足度を高められます。
結果として、ブログへの信頼性や権威性が高まり、リピーターの獲得にも繋がるのです。
少ない労力で成果が出やすい
ロングテールキーワードをターゲットにした記事は、一般的なキーワードを狙った記事に比べて、少ない労力で成果を出しやすい傾向にあります。
これは、ロングテールキーワードがターゲットとする市場が狭いため、より少ない競争で目立てるからです。
また、特定のニッチなトピックにフォーカスすることで、コンテンツ作成時に必要なリサーチや記事の長さも一般的なキーワードを狙った場合に比べて少なくて済みます。
このことから、コンテンツ量を増やすことなく、質の高いトラフィックをブログに集められます。
さらに、特定のニーズに応えることで、高いコンバージョン率を実現することにも繋がるのです。
コンバージョン(成果)になる可能性が高い
ロングテールキーワードは検索回数は少ないものの、ユーザーが求めている情報が明確なので、コンバージョン率が高くなる傾向があります。
これらのキーワードは、以下の条件が当てはまる場合に特に有用です。
- 検索数がそれなりにある
- 競合が少ない
- 深い悩みを抱えたユーザーが存在する
- アフィリエイトの成果報酬額も高い
これらの条件が整っている場合には、ぜひともそのキーワードに関する記事の執筆を検討することをおすすめします。
音声検索との相性が良い
ロングテールキーワードは、音声検索との相性が良いと言われています。
その理由は以下の通りです。
音声検索は自然言語で行われる
音声検索では、ユーザーは自然言語で検索を行います。
つまり、文章を打つのではなく、話しているように検索するのです。
そのため、検索クエリは長くなり、複数のキーワードを含む傾向があります。
ロングテールキーワードは自然言語に近い
ロングテールキーワードは、複数の語句を組み合わせた長文のキーワードです。
そのため、自然言語に近い表現となり、音声検索でよく使われるキーワードと一致しやすいのです。
ロングテールキーワードは具体的な検索意図を持つ
ロングテールキーワードは、ユーザーの具体的な検索意図を反映しているため、音声検索で求められている情報と合致しやすいと言えます。
音声検索エンジンはロングテールキーワードに最適化されている
近年、音声検索エンジンは、ロングテールキーワードを理解し、検索結果に反映する能力が向上しています。
そのため、ロングテールキーワードを意識したコンテンツを作成することで、音声検索からの流入を獲得しやすくなっています。
まとめ:ロングテールキーワードの賢い探し方
本記事を簡単にまとめると…
本記事のまとめ
ロングテールキーワードとは
- 検索回数が少なく、複数の言葉からできたキーワード
ロングテールキーワードを探すのにオススメのツール
- ラッコキーワード
- aramakijake.jp
ロングテールキーワードの探し方
- 手順1:執筆したい記事に適したキーワードを1つ選ぶ
- 手順2:関連キーワードを見つけるには、ラッコキーワードを使う
- 手順3:aramakijake.jpでキーワードの検索ボリュームを調べる
- 手順4:上位に表示されているサイトを確認する
ロングテールキーワードの検索数
- aramakijake.jpで言うと、20~100ぐらい
ロングテールキーワードの6つのメリット
- 企業が参入しない領域
- 上位表示させられる可能性が高い
- 検索意図に合わせた記事が作りやすい
- 少ない労力で成果が出やすい
- コンバージョン(成果)になる可能性が高い
- 音声検索との相性が良い
ロングテールキーワードは、
- 検索数がそこそこある
- 競合が少ない
- 深い悩みを抱えたユーザーが存在する
- アフィリエイトの成果報酬額も高い
条件を満たした記事が上位表示されると、あなたのブログの収益に貢献するでしょう。
まだ見つかっていないお宝キーワードが眠っているはずなので探しましょう!
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