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ブログの効果的なリライトのやり方講座【ブクマ推奨】

ブログの効果的なリライトのやり方講座【ブクマ推奨記事】
悩んでいる人
ブログのリライトに初めてチャレンジするのですが、何から手を付ければいいのか分かりません。初心者の私でも分かりやすく教えてください。

 

こんな疑問にお答えします

 

本記事の内容

  • ブログのリライトはなぜ必要なのか?
  • ブログのリライトの正しい手順とは?
  • リライトする前にどんな準備が必要なのか?
  • リライトのやり方とは
  • リライト後に行うべきこととは

 

本記事の執筆者

NaoYamaBlogの運営者「なおやま」の紹介

なおやま(@naoyama_san

 

以前、新しい記事ばかりを書いており、既存の記事には手をつけていない時期がありました。

 

記事の数を増やすことに力を入れ、記事の品質をおろそかにしていました。

 

ある日、久しぶりにGoogleのサーチコンソールにアクセスし、驚くべき結果が表示されていました。

 

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新しい記事がGoogleにインデックスされていなかったり、インデックスされていても、検索結果のランキングが低かったのです。

 

このままでは新しい記事を書いても無駄だと感じ、既存記事を改善し、新しい記事を書く頻度を減らすことにしました。

 

その結果、改善した記事が次第に上位にランクされ、当然ですがアクセス数も増加しました。

 

本記事では改善の時に行ったリライト方法を余すことなくお伝えします。

 

この記事は、次のような人にとって特に役立つでしょう。

 

  • リライトの目的や方法が分からない方
  • リライトを「文章を修正すればいい」と単純化して考えている方
  • リライトの手順が不明瞭な方
  • どのページからリライトを始めればいいか分からない方

 

この記事を最後まで読んでいただければ、必ずGoogleの検索結果でのランキングが向上します。

 

リライトの方法をマスターしたら、すぐに取り組んでみましょう。

 

この記事は長いため、いつでも読み返せるようにブックマークすることをおすすめします。

 

 

ブログのリライトとは

ブログのリライトとは

ブログ記事のリライトは、既存のコンテンツを向上させる作業のことを言います。

 

悩んでいる人
ブログは一度書いたらそれで終わりではないのでしょうか?

 

もし日記であれば、リライトは必要ありませんが、情報やノウハウを共有するコンテンツであれば、リライトは必要です。

 

それでは、なぜリライトが必要なのか?

 

それには7つの理由があります。

  • 情報の最新化と正確性の確保
  • 独自性の向上
  • 内容の網羅性の拡充
  • 検索エンジンでのランキング向上
  • コンバージョン率の改善
  • ページ滞在時間を長くするため
  • 読みやすさの向上

これらの理由が、リライトの目的となります。

 

これらの改善を実施することで、ブログの最終的な目標である「アクセス数増加」や「収益増加」を達成できるのです。

 

それでは、これらの理由を詳しく説明していきましょう。

 

情報の最新化と正確性の確保/独自性の向上/内容の網羅性の拡充

Googleはいつもユーザーを第一に考えています。

 

ユーザーが抱える問題や課題を、Googleを使って解決できるよう、適切なウェブサイトを紹介し、サポートしたいと考えています。

 

そうすることで、ユーザーの満足度が高まり、Googleを信頼して利用し続けてくれるのです。

 

では、なぜGoogleはユーザーにここまで尽くすのか?

 

実は、Googleを運営するAlphabet(アルファベット)社の収益の約8割が広告から得られています。

 

広告収益を生み出すためには、ユーザーに広告を踏んでもらわなければなりません。

 

もしユーザーがGoogleのサービスに不満を抱くようになれば、ウェブサイトへの訪問が減少し、広告の価値が下がり、売上も減少することになります。

 

このため、Googleはユーザー満足度を高め続けることが、生き残りの鍵なのです。

 

ユーザーの満足度を向上させるためには、先ほど述べた通り、ユーザーが抱える問題を解決するウェブサイトを紹介することが重要です。

 

ユーザーの悩み・課題・問題を解決できるサイトというのが、

  • 最新化:最新の情報が掲載された記事
  • 正確性:正しい情報が掲載された記事
  • 網羅性:ユーザーが欲しかったと思ってもらえる情報がカバーされた記事
  • 独自性:他のウェブサイトには独自の情報が掲載された記事

この4つに該当するのです。

 

最新化

例えば、3日前に更新された記事と3年前の記事、どちらを信頼しますか?

 

多くの場合、3日前の情報の方が、信頼性が高いでしょう。

 

3年前の記事は、「これは古い情報かもしれない」「今はもっと違うのかもしれない」と感じられることがあります。

 

この不安が生まれると、Googleを利用するユーザーは「なぜこのサイトを紹介するのか?」と考え、満足度が低下します。

 

したがって、最新の情報を提供することが重要です。

 

正確性

情報の正確性は、記事が書かれた当初は「正しい」とされていたかもしれませんが、時間とともに「正しくなくなった」ということがあります。

 

例えば、「ダイエット法」を考えてみましょう。

 

ある時点では効果的なダイエット法として多くのメディアで取り上げられており、それを自分のブログにも掲載しました。

 

しかし、数年後にそのダイエット法が健康に悪影響を及ぼす可能性が判明した場合、記事の内容を修正しなければなりません。

 

修正を怠ると、Googleは正確性の低い記事を上位表示ができないため、順位を下げる必要が生じます。

 

このため、記事は常に正確な情報を提供する必要があるのです。

 

網羅性

包括性の高い記事は、ユーザーの検索要求に適合する情報を提供します。

 

例えば、「新宿 焼肉」と検索したユーザーが何を求めているかを考えてみましょう。

 

これを考えるのは簡単です。

 

Google検索を使えば、すぐに理解できます。

 

PCでGoogleで「新宿 焼肉」を検索した場合、以下のような結果が表示されます。

 

Googleで「新宿 焼肉」を検索した時の検索結果

 

このように、Googleはユーザーが通常の検索以外にも使っている「地図」や「画像」などのサービスを把握しており、「個室」「安い うまい」「食べ放題」と言った関連キーワードも提案しています。

 

これらの情報を記事の中に入れることで、網羅性を高められるのです。

 

独自性

独自性は、他のウェブサイトにはない情報や独自の視点を持つコンテンツを指します。

 

独自性についてGoogleはこんなことを述べています。

 

ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

引用元:日本語検索の品質向上にむけて | Google 検索セントラル ブログ | Google for Developers

 

そのため、独自性のあるコンテンツは高く評価されます。

 

2017年のやや古い記事ですが、今でもおそらくGoogleの考えは変わっていないでしょう。

 

独自性があるコンテンツはどのように作るかは、「オリジナルコンテンツを入れる」で解説していますのでご確認ください。

 

悩んでいる人
「最新化」「正確性」「網羅性」「独自性」の4つの中で優先順を決めるとすればどういう順番ですか?

 

正直難しいです。

 

なぜなら、Googleの検索アルゴリズムは非公開であり、どれが最も重要かを正確に知ることはできないからです。

 

ただし、包括性はAIライティングツールなどにより容易に向上できる傾向があるため、他の要因よりも下位に位置する可能性があると考えられます。

 

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したがって、網羅性を高めつつ、最新情報、正確性、独自性を向上させるコンテンツを記事内に入れることが重要なのです。

 

これにより、コンテンツはGoogleでの上位表示に寄与し、読者に価値ある情報を提供できるでしょう。

 

検索順位を上げるため

ブログをリライトする目的の2つ目が「検索順位を上げるため」です。

 

苦労して作った記事ですので、できるだけ多くの人に読んでいただきたいと思いませんか?

 

そのために、膨大なアクセス数を持っている検索エンジンの力を借りる必要があります。

 

力を借りるためには、まず検索結果の上位に表示される必要があります。

 

そのために必要なのがSEOです。

 

その対策のためにリライトが必要なのです。

 

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つまり、リライトは検索順位を上げるために欠かせない手法の1つなのです。

 

コンバージョン率の向上のため

あなたのブログで大切なのは、読者をどこに誘導したいかです。

 

もしあなたがビジネス向けのサービスを提供しているのであれば、

  • 読者に問い合わせを促す
  • 資料請求に誘導
  • ホワイトペーパーのダウンロード

が目標になるでしょう。

 

一方、個人のブロガーであれば、アフィリエイト広告のリンクをクリックさせたり、LINE公式アカウントに登録してもらうことがコンバージョンとなります。

 

LINE公式アカウントへの登録がなぜコンバージョンなのかについて詳しく知りたい方は、ブログ収益化の成功法則!必ず知っておきたいおすすめ手法の記事をご覧ください。

 

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そのコンバージョン率を1%でも向上させる必要があります。

 

たとえば、月に1,000回アクセスされる記事があるとしましょう。

 

その記事に貼られたアフィリエイト広告のコンバージョン率が1%で、1件あたりの成果が1万円だと仮定します。

 

この場合、1,000アクセス×1%×1万円=10万円/月の収益になります。

 

しかし、このコンバージョン率を向上させるためには、リライトが必要になります。

 

リライトの結果、コンバージョン率が1%から1.5%に向上しました。

 

1,000アクセス×1.5%×1万円=15万円

 

たった0.5%上げるだけで、5万円も収益が増えるのです。

 

たとえ0.1%でも向上させるために、セールスライティングのテクニックを活用し、商品の魅力やベネフィットを伝え、購買欲を刺激するリライトが必要です。

 

ページの滞在時間を長くするため

ウェブページの読者が長く滞在することは、Googleがそのコンテンツを高く評価してくれます。

 

読者がコンテンツに費やす時間が長いほど、良質な記事で、価値がある可能性が高まります。

 

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そして、高品質のコンテンツは、検索結果の上位に表示されやすくなります。

 

滞在時間を延ばすためには、以下のような方法が役立ちます。

  • 新しい情報を追加する
  • 記事に動画や画像を挿入する

 

これらのアクションは、読者が記事を最後まで読み通す確率(読了率)を向上させるのに役立ちます。

 

読みやすさを向上させるため

記事を執筆し、公開ボタンをクリックすると、しばしばそのコンテンツが完璧であると感じることがあります。

 

しかし、時間を経て再び記事を見直すと、改善の余地があることに気付くことがよくあります。

 

このような改善点を見つけ出すために、リライトが必要です。

 

ブログのリライトのやり方

ブログのリライトのやり方

ブログのリライトする際に、僕がおすすめする手順は次の8つです。

  1. リライトの優先順位を設定する
  2. 記事の現状のコンディションを把握する
  3. ライバル記事の確認
  4. 記事の構成の再考
  5. SEOのチェック
  6. 記事のリライト作業
  7. コンバージョンポイントの改善
  8. 文章の校正

 

それぞれのステップについて詳しく説明していきます。

 

リライトの優先順位を設定する

多くのブロガーは検索エンジンからのアクセス数を増やすこと、いわゆるSEOを考えているかと思います。

 

今回は、SEOの観点から、コンテンツのリライトの優先順位をどのように設定すれば良いかについて説明します。

 

まず、お使いのGoogleサーチコンソールを開いてみてください。

 

あなたのブログの状況を把握できますが、これを大まかに3つの段階に分けられます。

  1. インデックス済み
  2. クロール済み - インデックス未登録
  3. 検出 - インデックス未登録

 

詳しくは、Googleサーチコンソール「カバレッジ」について学ぼう【ブログ運営者必見】の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

 

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インデックス済み

すでにGoogleに登録され、検索結果に表示されている状態です。

 

クロール済み - インデックス未登録

Googleのクローラーはアクセスしていますが、検索結果には表示されていません。

 

なぜこのような状態になってしまうのか

  • そのページへの内部リンクが存在しない
  • Googleは、それほど重要なコンテンツとは見ていない

という理由が挙げられます。

 

「該当のページも重要です」とGoogleに理解してもらうためにも、まずは他の記事から、該当ページへの内部リンクを貼るところから行いましょう。

 

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貼り終わった状態で、一旦様子を見てください。

 

時間が経過しても「クロール済み - インデックス未登録」のステータスのままであれば、『重要なコンテンツとは見ていない』という理由の方に該当するので、リライトの対象ページになります。

 

検出 - インデックス未登録

Googleのクローラーが訪れておらず、検索結果にも表示されていない状態です。

 

なぜこのような状態になってしまうのか

  • ウェブサイトの負荷が大きいので、クロールを中止した
  • その記事への内部リンクが存在しない
  • 低品質なコンテンツと見なされた
  • 重複コンテンツと判断

という理由が考えられます。

 

まずは内部リンクを貼りましょう。

 

それでも改善されないということであれば、リライトの対象ページとします。

 

悩んでいる人
「インデックスされているページ」と「インデックスされてないページ」のどちらを優先的にリライトしたほうがいいでしょうか?

 

  • インデックスされていないページが多い場合
  • リライトが初めての場合

 

このような場合、まずは「インデックスされていないページ」から取り組んでください。

 

初めてのリライトは慣れていないかもしれません。

 

インデックスされているページに手を加えると、検索順位が下がる可能性があるため、まずはインデックスされていないページから挑戦してみましょう。

 

一方

  • インデックスされているページが多い場合
  • リライトの経験がある場合

このような方々は「インデックスされているページ」を優先してリライトしていきましょう。

 

豆知識

インデックスされているからといって安心しないでください。サーチコンソールを定期的にチェックすると、以前インデックスされていたページが「クロール済み - インデックス未登録」に変わることがあります。いわゆる降格です。そうした場合は、すぐにリライトして元の状態に戻しましょう。

 

「インデックスされているページ」の中で、現在の検索順位を調べる必要がありますが、これを1つずつ手作業で行うのは大変です。

 

代わりに、以下の3つのツールをおすすめします。

 

悩んでいる人
コストを使わずに検索順位を調べる方法はないのですか?

無料で簡易的なチェックツールもあります。

 

検索順位チェックツールの選び方【2024年最新おすすめはこれ!】という記事で取り上げていますので、必要であればご覧ください。

 

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検索順位チェックツールの選び方【2024年最新おすすめはこれ!】

 

検索順位を調査したら、以下のようにグループ分けをします。

グループS:1位
グループA:2位~5位
グループB:6位~10位
グループC:11位~20位
グループD:21位~50位
グループE:51位以降

 

この分類によって、取り組むべきタスクが変わります。

 

〇:必ずやらなければいけないタスク
△:一部だけやらなければいけないタスク
✕:やる必要がないタスク

 

現状把握 ライバル記事の確認 記事の構成の再考 SEOのチェック 記事のリライト作業 コンバージョンポイントの改善 文章の推敲・校正
グループS
グループA
グループB
グループC
グループD
グループE
検出 - インデックス未登録
クロール済み - インデックス未登録

 

悩んでいる人
グループSからEの中での優先順はあるのでしょうか?

 

特に、グループEに多くの記事が含まれる場合、最初にこれらの記事から取り組むことになるでしょう。

 

最終的な優先順位は、ウェブサイトの状況によって異なりますが、一般的にはグループAから順に対応していくことが望ましいのです。

 

ただし、具体的な状況に応じて調整することも重要です。

 

記事の現状のコンディションを把握する

全てのグループが対象です。

 

次に進む前に、現在の状況をよく理解しましょう。

 

検索エンジンの順位だけでなく、以下の要因も考慮する必要があります。

  • 記事のアクセス数
  • 滞在時間
  • ページ上の注目領域を示すヒートマップ
  • サーチコンソールでの予期せぬキーワードでの検索
  • サーチコンソールでクリック率を把握

 

記事のアクセス数

リライト前とリライト後のアクセス数の変化を把握するために、事前に調査が必要です。

 

検索エンジンでの順位向上は、通常、アクセス数の増加につながります。

 

リライトの効果を評価し、改善すべきかどうかを判断するために、リライト前のアクセス数を記録しておきましょう。

 

滞在時間

記事の滞在時間の把握。

 

ページの滞在時間を長くするため」でも解説しましたが、ランキングを決める重要な要因の1つです。

 

リライトしたことで滞在時間が向上したかどうかを確認するために、リライト前の状況を記録しておきましょう。

 

ページ上の注目領域を示すヒートマップ

Google Analyticsでは把握できない重要な情報があります。

  • ユーザーがページ内でどの部分に注目しているか
  • ページ内のどの部分をクリックしているか
  • ユーザーがどこまでスクロールしてコンテンツを閲覧しているか

 

これらの情報を把握するために、ヒートマップツールを導入する必要があります。

 

ヒートマップツールの結果

株式会社ユーザーローカルの「User Insight

 

ヒートマップツールは、記事内の注目領域を視覚的に表示し、ユーザーの行動を理解するのに役立ちます。

 

悩んでいる人
コストを使わずにヒートマップが使える方法はないのでしょうか?

 

  • Aurora Heatmap
  • Clarity

のツールがおすすめです。

 

Aurora HeatmapはWordPressのプラグインです。

 

ブログの正しい直帰率を理解しましょう【直帰率の改善方法も教えます】の記事内で紹介していますので、良かったらご覧ください。

 

Clarityはマイクロソフトが出しているツールです。

 

Clarityの使い方については、こちらの動画を参考にしてください。

 

 

サーチコンソールでの予期せぬキーワードでの検索

おそらく、上位表示したいキーワードを選定し、記事を執筆しているかと思います。

 

しかし、SEOの面白いところは、予測できない要素も含まれることです。

 

狙ったキーワードでの上位表示はできていないが、別のキーワードで上位表示されたり、新たなキーワードを見つけたりすることがあります。

 

その結果、キーワードを変更し、記事の内容を調整する必要が生じるかもしれません。

 

これらのキーワードを見つけるために、Googleサーチコンソールを使用します。

 

サーチコンソールで左メニューから「検索結果」を選びます。

 

サーチコンソールの左メニュー

 

そして、日付が3ヶ月となっていますので、できるだけ長い期間に変更しましょう(最大期間は16ヶ月になります)

 

 

長ければ長いほど、色々なキーワードを拾ってきてくれるからです。

 

そして、クエリ、ページ、国…と様々なタブがありますが、「ページ」を選択します。

 

 

あなたのブログ内のURLが出てくるので、その中であなたが調べたい記事のURLを選択します。

 

URLの選択ができたら、クエリ、ページ、国…のタブの中から「クエリ」を選択すると、そのページが、Googleの検索結果で表示された回数やクリック数、掲載順位(この項目が表示されていない時には、合計クリック数や合計表示数が出ているところに、平均掲載順位という項目があるので、それをクリックしてください。)が表示されます。

 

記事を書く前にキーワード選定をしたかと思いますが、その時には見つけられなかったお宝キーワードを見つけるかもしれませんので、定期的にチェックするといいでしょう。

 

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サーチコンソールでクリック率を把握

SEOで上位表示しているにもかかわらず、期待したほどのアクセスが得られないことがあります。

 

その原因は2つ考えられます。

  1. 元々の検索ボリュームが少ないから
  2. クリック率が低いから

 

検索ボリュームが少ないのは、キーワード選定時の誤りや、外部要因による検索ボリュームの減少が原因かもしれません。

 

クリック率が低いのは、ページのタイトルタグやメタディスクリプションタグに記述された内容が魅力的でないため、ユーザーがクリックをためらってしまう可能性が高いからです。

 

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SEOクラリティが調べた1位から20位までのクリック率がこちらです。

 

検索結果の順位毎のクリック率

 

キーワードによってクリック率は多少異なるが、これらの数値よりも明らかに低い場合、ページのタイトルタグやメタディスクリプションタグを見直す必要があるでしょう。

 

ライバル記事の確認

自分の記事の現状を把握できたら、次に行うべきは競合記事の調査です。

 

グループC以下のタスクです。

 

最初に記事を書いてから、1年以上が経過してしまったことはありませんか?

 

時折、記事をおろそかにしてしまうことがありますよね。

 

特に多くの記事を公開している人ほど、時間が経っていることが多いのではないでしょうか?

 

最初に記事を書いたときに、競合の記事を調査したことを覚えているかもしれませんが、その後、上位表示される記事が変わっている可能性が考えられます。

 

なぜなら、その間にGoogleはアルゴリズムを大幅に変更しているかもしれないからです。

 

例えば、2023年の3月と8月に、Googleは「Googleコアアップデート」と呼ばれるアルゴリズムの変更しています。

 

これについての詳細は、こちらのGoogle Search Centralの公式ツイートをご覧ください。

 

 

このような事情から、以前の記事と比べてGoogleの評価方法が変わっている可能性があるため、あなたの目標とするキーワードで競合する上位10サイトの記事を確認しましょう。

 

確認方法はラッコキーワードというツール内の『見出し抽出(上位20サイト)』という機能を利用すれば、Googleがどのような記事構成を評価しているかを把握し、リライトの際に役立ちます。

 

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記事の構成の再考

グループC以下の場合、行うべきタスクです。

 

前述のように、ラッコキーワードで調べた上位10のサイトと、あなたの記事構成が全く異なる場合、Googleはあなたの記事を低評価する可能性があります。

 

したがって、記事の構成を見直す必要があります。

 

ただし、場合によっては完全に作り直す必要があるかもしれません。

 

特にグループE以下の場合、作り直す可能性が高まります。

 

ただし、判断する前にヒートマップの結果を確認しましょう。

 

結果によっては、読者に一部の記事において人気があるかもしれません。

 

その場合、その部分は残すか、再考するかの選択が必要です。

 

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SEOのチェック

こちらはグループA以下が対象です。

 

SEOに関してチェックすべきポイントは4つあります。

  1. 当初記事を執筆した際に知識がなかったが、現在知っている対策が適用されているか確認すること
  2. 記事タイトルと見出しの見直し
  3. メタディスクリプション
  4. 内部リンクの設定

 

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あなたのSEOの知識は、おそらく常に最新情報にアップデートされているでしょう。

 

記事執筆当時には知らなかったが、現在知っている対策があるでしょうか?

 

もし適用されていなければ、すべてのページで均一な対策をしましょう。

 

そして、記事のタイトルやメタディスクリプションがクリックを誘う魅力的な言葉で構成されていない場合は、修正が必要です。

 

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おそらく当時のあなたよりも、現在のあなたの言葉の選択肢は豊富でしょう。

 

その中から魅力的な言葉を選んで使いましょう。

 

記事のリライト作業

記事本文のリライト作業になります。

 

心がけるべきポイントは以下の4つです。

  1. 最新の情報に更新する
  2. 現在のライティングスキルを適用する
  3. 網羅性を高める
  4. オリジナルコンテンツを追加する

 

最新の情報に更新する

こちらはグループSも含めて、全グループにおいて修正が必要です。

 

初めて記事を書いた際、それは正確な情報であったかもしれません。

 

しかし、1年後にはその情報が陳腐化することはよくあります。

 

特にWebマーケティング業界では、このようなことは日常茶飯事です。

 

しかし、誤った情報が掲載されている場合、Googleはそれをユーザーにお勧めしないでしょう。

 

したがって、正確で最新の情報を提供しましょう。

 

また、情報のソースとして信頼性のある情報を引用する場合、引用タグ(blockquoteタグ)を使用しましょう。

 

引用タグは、SEOの評価を低下させるリスクや著作権の侵害のリスクを軽減します。

 

記事の信頼性を高めるために、これは非常に重要な方法です。

 

現在のライティングスキルを適用する

こちらはグループA以下で修正が必要です。

 

ブログを継続的に書いていると、否応なしにライティングスキルが向上していきます。

 

修正すべき点は次の通りです。

  • 冗長な文章の短縮
  • 上位表示を望むキーワードと関連のない情報の削除
  • 専門用語の使用による読者の理解困難さの解消

 

網羅性を高める

グループB以下が対象のタスクです。

 

ライバル記事の確認」で上位サイトをチェックしました。

 

あなたの記事には、上位のウェブサイトに存在するコンテンツが不足している可能性があります。

 

情報の網羅性が不足している場合は、追加してください。

 

オリジナルコンテンツを追加する

SEOのランキングに影響を与える要素の1つは、独自性のあるコンテンツを提供することです。

 

独自性のあるコンテンツの具体例として、以下の項目が考えられます。

  • アンケート結果
  • 専門家のインタビューまたは取材
  • あなたの体験談
  • 独自のデータ分析結果
  • セミナーでの発表内容の文章化

 

アンケート結果

例えば、Twitterでアンケートを実施し、面白い結果を記事にすることは、共有されやすい記事になるかもしれません。

 

専門家のインタビューまたは取材

アフィリエイトの記事を書く場合、広告主に対してインタビューして、独自の情報を引き出すことで、他のブロガーとの差別化が可能です。

 

また、別の職種の専門家にインタビューすることも、面白い情報を提供できるかもしれません。

 

あなたの体験談

あなたが過去にあったことで

  • 苦労したこと
  • 失敗してしまったこと
  • 大逆転できたこと
  • 買って大正解だったこと
  • 自慢したいこと

これ全部オリジナルコンテンツになります。

 

あなたの経験したことを書き出してみてください。

 

ちなみに、【実話】4,000万円投資して1.2億円の粗利を回収した話の記事は、僕の仕事においての自慢話です。

 

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誰にもマネされないコンテンツだと自負しています。

 

独自のデータ分析結果

持っているデータを分析し、興味深い結果が得られた場合、それを記事にして共有することは、アフィリエイターやブロガーにとって有益な情報となるでしょう。

 

セミナーでの発表内容の文章化

ToB向けにはなりますが、見込み客に対して、セミナーを実施することがあるかと思います。

 

セミナーでの内容をテキスト化し、ブログ記事として活用することは、大変有用です。

 

同じコンテンツを異なるプラットフォームで使用することも検討してみてください。

 

オリジナルコンテンツを作るのは難しいと思うかもしれません。

 

記事を書くだけの作業と比べたら、ほんのちょっとだけ大変ですが、意外と簡単に作れます。

 

将来のSEOにおいて、独自性はますます重要となるでしょう。

 

あなたの中で、オリジナルコンテンツの作成方法を考えてみてください。

 

コンバージョンポイントの改善

コンバージョン率の向上のため」でも触れましたが、コンバージョン率をあげることも、大事なリライトの1つです。

 

悩んでいる人
コンバージョン率を上げる方法にどんな手法があるのですか?

 

改善策はさまざまです。

 

例えば以下の施策があります。

  • ボタンの色を変える(例:緑色を使うことで、心理的に安心感を与える)
  • ボタンに表示されるテキストを変更する(例:無料であれば、その旨を記載してあげる)
  • ボタンのサイズを調整する
  • マイクロコピーを添えてあげる(例:ボタンの上に「\特別割引は明日まで/」という言葉を添えてあげるだけでもコンバージョン率は変わってきます)
  • 割引・クーポン情報を添える(例:人々はお得な情報に引かれることが多いため、この情報があることで購入を決意しやすくなります)
  • 他社との比較情報の追加(例:他社と比べて優れている点を強調し、信頼感を高める)

 

改善策は数え切れないほどありますが、共通点が1つあります。

 

それはユーザーや読者に安心感を与えることです。

 

新しいことに取り組む際、心理的に「疑念」や「慎重さ」が生まれることがあります。

 

「騙されないか?」「急にお金を要求されないか?」「高額な請求が来ないか?」「手続きは難しいのでは?」「しつこい営業が迫ってこないか?」といったネガティブな想像が頭をよぎります。

 

コンバージョンポイントを改善することは重要ですが、それを達成する前に、ユーザーや読者の不安を取り除く方法を考えることがもっと重要です。

 

行動心理学において、「損失回避の法則」という概念が存在します。

 

これは「損失を避けることを求める傾向がある」という考えです。

 

商品やサービスを売る時には、メリットを訴求することは大切ですが、むしろ、「失敗はしませんよ。多くの人たちが利用していますよ。安心してください。」というメッセージを伝えることが、安心感を高め、コンバージョンにつながることがあります。

 

提供する商品やサービスにおいて、ユーザーが乗り越えなければならないハードルを探してみてください。

 

そのハードルを克服するための方法を提案するだけでも、コンバージョン率の向上に寄与します。

 

文章の推敲・校正

リライトが終了したら、必ず記事を推敲および校正しましょう。

 

僕がおすすめするチェックの仕方としては2つです。

  1. 声に出して読む
  2. 校正ツールを使用する

 

音読により、文章の表現に不自然な部分やリズムの違和感などを瞬時に発見できます。

 

音読のチェックが完了したら、ChatGPTなどのツールを使用してチェックしましょう。

 

ChatGPTにプロンプトを書いて、文章を修正してもらえますが、注意が必要です。

 

ChatGPTは時折誤った解釈をすることがあり、本来の意図とは異なる内容に修正されることがあります。

 

したがって、ChatGPTが提案した文章は必ず目で確認してください。

 

そして、ChatGPTが生成した文章を人間が通常使用する表現に近づけるために、Ennoなどの校正ツールを使用しましょう。

 

 

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ブログのリライト後の効果測定

ブログのリライト後の効果測定

リライトが終われば、リライトの作業は終わりとなりますが、それではあなたの中でリライトのノウハウが溜まりません。

 

もしかしたら間違ったノウハウを他の記事に横展開してしまうかもしれません。

 

こうした問題を避けるために、リライト後に成果を評価しましょう。

 

これは、記事の現在の状態を把握する際と同じ考え方です。

 

具体的には、以下の4つの指標を週に1度チェックしましょう。

  1. 検索順位
  2. アクセス数
  3. クリック率
  4. ページの滞在時間

 

これらの数値が改善されていれば、リライトは成功と言えます。

 

逆に、数字が悪化している場合(特に検索順位の低下には要注意)、そのリライトは失敗と考え、貴重なノウハウとして学びましょう。

 

「失敗は成功の母」という言葉がある通り、失敗は成長の機会です。

 

成功した場合、その要因が不透明なこともあります。

 

そのため、失敗を前向きに受け止め、リライト後は成果をしっかりと評価しましょう。

 

まとめ:ブログの効果的なリライトのやり方

本記事を簡単にまとめると…

本記事のまとめ

ブログのリライトの目的

  • 情報の最新化と正確性の確保/独自性の向上/内容の網羅性の拡充
  • 検索順位を上げるため
  • コンバージョン率の向上のため
  • ページの滞在時間を長くするため
  • 読みやすさを向上させるため

ブログのリライトのやり方

  • リライトの優先順位を設定する
  • 記事の現状のコンディションを把握する
  • ライバル記事の確認
  • 記事の構成の再考
  • SEOのチェック
  • 記事のリライト作業
  • コンバージョンポイントの改善
  • 文章の校正

記事の現状のコンディションを把握すべき項目

  • 記事のアクセス数
  • 滞在時間
  • ページ上の注目領域を示すヒートマップ
  • サーチコンソールでの予期せぬキーワードでの検索
  • サーチコンソールでクリック率を把握

記事のリライト作業する際に心がけるポイント

  • 最新の情報に更新する
  • 現在のライティングスキルを適用する
  • 網羅性を高める
  • オリジナルコンテンツを追加する

 

もしリライトのやり方を理解したなら、明日まで待たずに今から始めましょう!

 

人は時間の経過とともに、特に興味を持たない情報を忘れがちです。

 

明日になると、情報はほとんど忘れてしまうかもしれませんが、一度取り組めば記憶が定着します。

 

今、この記事を読んでいるときが最もモチベーションが高いはずです。

 

ですから、すぐにあなたのWordPressの管理画面にアクセスし、リライトが必要な記事を見つけましょう。

 

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なおやま

【IT業界歴20年目のWEB大好きマーケター】 ▶︎ WEBデザイナー → WEBディレクター → WEBマーケターに転身 ▶︎ WEBサイトに集客し、リアルの店舗に送客するビジネスが得意 ▶︎ アフィリエイト歴10年以上 ▶︎ A8アフィリエイター選手権でマスター級1位を獲得 ▶︎「Webマーケティングは面白さを当ブログで発信中

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