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ブログの正しい直帰率を理解しましょう【直帰率の改善方法も教えます】

ブログの正しい直帰率を理解しましょう【直帰率の改善方法も教えます】
悩んでいる人
「直帰率が高いと良くない」という話を聞いたことがあるのですが、そもそも直帰率とは何ですか?直帰率が高いとはどういうことですか?

 

こんな疑問にお答えします

 

本記事の内容

  • 直帰率とは
  • 直帰率の調べ方
  • 直帰が起きてしまう要因
  • なぜ直帰率が高いといけないのか
  • 直帰率の改善方法

 

本記事の執筆者

NaoYamaBlogの運営者「なおやま」の紹介

なおやま(@naoyama_san

 

Webサイトにおいて、直帰率という数値が高いのは良くないことではあるのですが、誤った認識してしまうと、間違った方法で改善してしまうことがあります。

 

本記事は、ブログの正しい直帰率について、いっしょに学んでいきましょう。

 

こんな方々には特に読んで欲しい記事になっています。

 

  • ブログの直帰率の数値が高くて困っている
  • 直帰率の改善方法が分からなくて困っている
  • どうして直帰されてしまうのかが分からない

 

直帰率が改善すれば、

  1. あなたのブログの回遊率が上がる
  2. 訪問者として訪れたユーザーが、読者となり、ファンになる
  3. ファンとなれば、あなたのブログで紹介している商品やサービス売れやすくなる

こんな恩恵があるのです。

 

その第一歩として、本記事を最後まで読んでいってください。

 

ご注意

本記事は、Googleアナリティクスであなたのブログの数値を見られる状態になっていることが前提です。もしまだGoogleアナリティクスを導入していなければ、設定してください。数値を取り始めてから、1週間後にまた本記事に訪れてください。ブックマーク必須です。

直帰率とは【離脱率との違いは?】

直帰率とは【離脱率との違いは?】

直帰率とは、あなたのブログに訪れた(セッション)数のうち、最初に見たページだけを見て、別のWebサイトに移動してしまった割合のことを言います。

 

簡単な例を出しますと、あなたのブログにGoogle経由で10訪問のアクセスがありました、そのうち、3訪問がすぐにGoogleに戻ってしまいました。この時の直帰率は3÷10=30%ということになります。

 

直帰と離脱の違い

 

直帰率という言葉と、よく混同されやすいのが「離脱率」。

 

離脱率は、あなたのブログに訪れた読者が、ブログ内を移動し、最後に訪れたページの割合のことを言います。

 

簡単に言えば、ブログを訪問した読者が、どこの記事ページで離脱したのかを示したものです。

 

Googleアナリティクスで、ブログの直帰率の調べ方

Googleアナリティクスで、ブログの直帰率の調べ方

Googleアナリティクスで、直帰率の見方は2つあります。

 

「サイト全体の直帰率」と「ページ単位の直帰率」

 

サイト全体の直帰率は、左メニューから「ユーザー」⇒「概要」と選択すれば、直帰率を見られます。

 

もう1つの、ページ単位の直帰率は、左メニューから「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」を選択すると、ページ単位の直帰率を確認できます。

 

ブログの場合、サイト全体の直帰率とページ単位の直帰率のどちらを重視しないといけないかと言うと、ページ単位の直帰率です。

 

通常のWebサイトは、基本的にはトップページが、最もアクセス数が多くなります。

 

このトップページの直帰率が高かったら致命的です。

 

トップページを徹底的に改善すればOKなのですが、ブログは違います。

 

ブログはトップページだけでなく、記事ページから読者が流入してくる場合が多いのです。

 

NaoYama Blogのアクセス数のうち、21%がトップページで、残りの79%が記事ページという結果が出ています。

 

記事ページを優先的に直帰率を改善していくことで、サイト全体の直帰率の改善につながるのです。

 

ブログの直帰率の目安

ブログの直帰率の目安

ブログの直帰率は70%~80%が目安と言われています。

 

僕が運営しているブログの数値では

  • NaoYamaBlogは70%
  • 僕が運営している別のブログは84%
  • 本業で携わっているブログは84%

※2022年12月現在の数値です。

 

similarwebで調べたインフルエンサーのブログの直帰率は

※2022年12月現在の数値です。

 

どこのブログも目安通りの数値であると言っていいでしょう。

 

》【Tsuzuki Blog】Tsuzukiさんが運営するブログをSimilarwebで分析してみた

 

》【manablog(マナブログ)】マナブさんが運営するブログをSimilarwebで分析してみた

 

》【副業コンパス】クニトミさんが運営するブログをSimilarwebで分析してみた

 

なぜ読者は直帰するのか

なぜ読者は直帰するのか

ブログでは直帰率が高くなってしまう理由を僕なりに考えてみました。

 

ネガティブな理由3つとポジティブな理由1つです。

 

ネガティブな理由

 

ポジティブな理由

 

記事の内容が読者のニーズと合っていなかったから

この理由は記事を書く際、上位表示させたいと思ったキーワードと読者のニーズが合っていないにもかかわらず、記事を書いてしまったというのが原因です。

 

上位表示させたいキーワードが見つかった時、ユーザーは何が知りたくて、そのキーワードを使い、検索しようとしているのかを、まず考えてみましょう。

 

考えた上で記事を書かないとミスマッチが起きてしまい、そのページのアクセス数は多いものの、直帰率だけが上がってしまうことが起きてしまうのです。

 

ページを閲覧する時にストレスを感じることがあったから

代表的な原因は、ページの表示速度が遅いから。

 

昔、「ナローバンド」と「ブロードバンド」という言葉があった頃、回線のスピードが速くないユーザーでもページを閲覧できるように、使っていない余計なHTMLのタグはキレイにしなければならないというルールがありました。

 

今や5G、光回線が当たり前という時代で、そんな微々たるものであれば、ストレスなくサイトは表示されます。

 

現代の高速回線の時代にもかかわらず、ページの表示速度が遅いのは、

  • プログラム自体が重い処理を裏で行われているため
  • サーバーの性能が悪いため
  • 記事内にある画像が重いため

の3つに絞られるでしょう。

 

この中でも、「記事内にある画像が重い」は、記事を書いているあなたでも直せる作業です。

 

直し方は2つ

  1. 画像加工ツールで軽量化する
  2. WordPressのプラグインを使って軽量化する(例:EWWW Image Optimizer

 

もし表示速度が遅いと思ったら、どちらか作業してみましょう。

 

ちなみに、あなたのブログの表示速度が速いか遅いかは、Googleが提供している「PageSpeed Insights」でチェックできるので、試してみてください。

 

ブログ内の別ページに遷移する導線が分かりにくかったから

これが起きていたら、もったいありません。

 

あなたが読者に読んでもらいたい記事が他にもあれば、分かりやすく案内してあげましょう。

 

必要とする情報が得られたから(満足したから)

「必要とする情報が得られたから直帰した」が原因だったら、ブログの書き手にとって嬉しいこと限りありませんね。

 

ただし、これはGoogleアナリティクスに出てくる直帰率の数値だけでは判断できません。

 

次のチャプターに出てくる「ヒートマップ」というツールを使ったり、Googleアナリティクスの滞在時間も掛け合わせた上で判断する必要があるのです。

 

直帰率を改善すべきページの見つけ方

直帰率を改善すべきページの見つけ方

直帰率を改善すべきページの見つけ方は2つです。

 

ヒートマップツールを使って調べる

ヒートマップツールとは、

  • 読者はどこのリンクをクリックしようとしているのか
  • 読者はどこまでスクロールしているのか
  • ページのどこの部分を熟読しているのか

を分かりやすく色を使って表現してくれるツールです。

 

ヒートマップツールについて、「MIERUCA(ミエルカ)」というサービスを提供しているファベルカンパニー社の動画が分かりやすい説明しているので、貼っておきます。

 

 

このヒートマップツールは様々な会社が提供していますが、個人のブロガーが利用するには費用が高いでしょう。

 

もっと安いのはないのかと探してみた結果、WordPress専用のプラグインがありました。

 

その名も「Aurora Heatmap」です。

 

90秒で分かる動画がありますのでご覧ください。

 

 

日本語対応されているのでご安心ください。

 

Aurora Heatmapには無料プランと有料プランがあります。

 

無料プランは利用できる分析はクリック分析しかできませんが、PV数やページ数の上限がありません。

 

クリック分析だけで十分だよという方は無料プランをご利用ください。ただしデータ保存期間は1ヶ月なのでご注意を。

 

有料プランは、「熟読箇所」「離脱箇所」も分かります。

 

この2つの機能を含めて、1ヶ月19.9ドル(1ドル=110円計算で2,189円)で利用可能です。

 

ヒートマップツールで直帰率を改善してみたい方はAurora Heatmapを使ってみてください。

 

\まずは無料プランで試してみましょう/

Aurora Heatmapで直帰率改善

 

Googleアナリティクスを使って調べる

直帰率が高いページは全部ダメと思われますが、そうとは言い切れません。

 

一番悪いページは、「直帰率が高い」×「ページの平均滞在時間が短い」この組み合わせが最もダメなページです。

 

直帰率は高いけど、ページの滞在時間が長いケースもあります。

 

これは必要とする情報が得られたから(満足したから)のパターンに該当するのだが、ページを熟読した後に、直帰している可能性があるのです。

 

日本人の平均読了文字数は400~600文字/分と言われています。

 

この数値を参考にすると、3,000字の記事の場合、読了時間は約5分という計算になります。

 

例えば、直帰率が90%だけど、平均滞在時間が10分だった場合には、まだ改善はしないほうがいいかもしれません。

 

もう少しページの分析をした上(例:経由してきたチャネル別でそのページの平均滞在時間を調べる)で判断したほうがいいでしょう。

 

一方、同じ3,000字なのに、平均滞在時間が1分だった場合、何か問題があることは明らかなので、改善に向けて動くべきです。

 

このように「直帰率が高い」×「ページの平均滞在時間が短い」の調べ方ですが、Googleアナリティクスの左メニューから「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」でも閲覧できますので確認してみてください。

 

1ヶ月に1度くらいの頻度で、チェックするようにしましょう。

 

なぜ直帰率が高いといけないのか?

なぜ直帰率が高いといけないのか?
悩んでいる人
直帰率が高いといけない理由は何ですか?

 

Googleの検索順位を決める要素は、複数の要素に基づいた上で順位が決まると言われています。(Googleはアルゴリズム(検索順位を決める要素)は公開していません。)

 

複数の要素の内、1つだけ長けていることがあるから1位表示されるというわけではありませんが、重要な指標になっていることは間違いないので、お伝えしておきます。

 

ユーザーが何かを調べるためにGoogleを利用します。

 

調べるためにキーワードを入力し、検索結果が表示されます。

 

検索結果ページから、どこかのWebサイトに遷移し、またGoogleに戻ってくるまでの時間を、Googleは計測していると言われています。

 

 

Googleに戻ってくるまでの時間が長ければ、ユーザーはそのWebサイトに好んでおり、逆に短い場合には、参考にできない、分かりにくい、ページの表示速度が遅いなどの理由で、離脱している可能性があります。

 

このような情報から、Googleは他のユーザーにはおすすめできないと判断し、順位を下げている可能性があるのです。

 

Google経由の直帰率が高いので注意が必要です。

 

直帰率の改善案

直帰率の改善案

直帰率を改善する方法はたくさんありますが、僕から5つの手法をご提案します。

それぞれ説明していきますね。

 

直帰されにくい文章を書く

文章の中身の改善案です。

  • 文章の中身が薄い
  • 書かれている内容の信用度が低い
  • 書かれている内容の再現性が低い

 

読者にとってマイナスに捉えられてしまうような文章であれば、今すぐ内容を修正しましょう。

 

あなたがその記事を書く時に、あるキーワードでGoogleの検索結果に上位表示されるのを狙っていたはずです。

 

そのキーワードで今上位10サイトがどんな記事を書いているかチェックしてみてください。

 

その上位10サイトが、Googleにとって現時点では最適な検索順位と評価しています。

 

あなたも上位に入るためには、まずは上位10サイト記事の内容を研究するところからです。

 

内容をチェックし、他のブログよりも勝っている内容を書き、読者にとっても「勉強になった」と思われるぐらい有益な記事にリライトしましょう。

 

》ブログの効果的なリライトのやり方講座【ブクマ推奨記事】

 

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サイト内の回遊率を上げる

1人読者は、あなたのブログ記事を複数読んでもらうことで、なぜ直帰率が高いといけないのか?で説明しました、滞在時間が増え、Googleへ戻るまでの時間が長くなります。

 

複数の記事を読んでもらうために、内部リンクを張り巡らせるのです。

 

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内部リンクと外部リンク(被リンク)の違い

 

と言って、闇雲にリンクさせていくと、読者からすると押し売りをされている感覚を受けてしまいます。

 

必ず、今読者が読んでいる記事や文章に、関連する記事をリンクしましょう。

 

そして、記事の最後に、あなたが読者に特に読んでもらいたい記事や、他の読者に人気がある記事を紹介し、1記事でも多く読んでもらう工夫していきましょう。

 

ブログの表示速度の改善

ページを閲覧する時にストレスを感じることがあったからのチャプターを参考にしてください。

 

 

2017年と2018年にGoogleが調べた結果によると、ページ表示速度が3秒になると直帰率が32%増え、6秒になると106%増え、10秒になると123%増えると報告しています。

 

あなたが他のブログにはない有益な記事を書いていたとしても、表示速度が遅ければ、記事が読まれる前に直帰されてしまえば意味がありません。

 

そのためにも、表示速度の改善は必須なのです。

 

読者にやさしいデザインにする

ブログは記事が最も重要ですが、記事を良く見えるようにするには、デザインにもこだわって欲しいところです。

 

文字を強調させたい場合に、マーカーをよく使うと思うが、複数の色のマーカーを使ってしまうと、読者はどっちが重要なのか判断できないことがあります。

 

またブログ内の文字の大きさが小さいとか、どれがリンクなのか分かりにくいとか、読者にとって分かりやすい、やさしいデザインにすることが大事。

 

読者が迷うという経験してしまうと、直帰されやすくなります

 

あなたのブログ、今一度読者目線になって確認をしてみてください。

 

Web接客ツールの導入

Web接客ツールは、「便利」と「ウザい」が表裏一体なので使い方には注意が必要。

 

僕がおすすめするのはWordPressのプラグインである「LIQUID CONNECT」です。

 

もし、あなたがアフィのECサイトを運営しているなら利用してみてください。

 

LIQUID CONNECTを手に入れる

 

まとめ:ブログの正しい直帰率を理解しましょう

本記事を簡単にまとめると…

本記事のまとめ

直帰率とは

  • 直帰率とは、あなたのブログに訪れた(セッション)数のうち、最初に見たページだけを見て、別のWebサイトに移動してしまった割合のこと

ブログの直帰率の目安

  • ブログの直帰率は70%~80%が目安

なぜ読者は直帰するのか

  • 記事の内容が読者のニーズと合っていないから
  • ページを閲覧する時にストレスを感じることがあったから
  • ブログ内の別ページに遷移する導線が分かりにくかったから
  • 必要とする情報が得られたから(満足したから)

直帰率を改善すべきページの見つけ方

  • ヒートマップツールを使って調べる
  • Googleアナリティクスを使って調べる

なぜ直帰率が高いといけないのか?

  • Googleの検索順位に影響が出てしまうから

直帰率の改善案

  • 直帰されにくい文章を書く
  • サイト内の回遊率を上げる
  • ブログの表示速度の改善
  • 読者にやさしいデザインにする
  • Web接客ツールの導入

直帰率が高いというのは、基本的には良くないことではありますが、ブログにおいての直帰率の良し悪しを判断する時には、ページの平均滞在時間も必ず確認した上で判断を出しましょう。

 

直帰率を改善する方法は様々あります。

 

念じていても、眺めていても直帰率が改善することはありません。

 

あなたなり改善方法に試してみて、1%でもいいので改善するように努力してみてください

 

僕もまずは表示速度の改善をがんばります。

 

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なおやま

【IT業界歴20年目のWEB大好きマーケター】 ▶︎ WEBデザイナー → WEBディレクター → WEBマーケターに転身 ▶︎ WEBサイトに集客し、リアルの店舗に送客するビジネスが得意 ▶︎ アフィリエイト歴10年以上 ▶︎ A8アフィリエイター選手権でマスター級1位を獲得 ▶︎「Webマーケティングは面白さを当ブログで発信中

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