こんな疑問にお答えします
本記事の内容
- GoogleのSGEを体験するためには
- SGEの画面の見え方について
- SGEが実装されたら、ブログへの影響に予測してみました
本記事の執筆者
「SGEとは何?」と思った方は、Googleの新たな進化!SGEがもたらす検索の変革とは?をまずご覧ください。
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Googleの新たな進化!SGEがもたらす検索の変革とは?
SGEは簡単に言えば、AI機能を搭載した新しいGoogle検索機能です。
この新しい検索機能は、2023年8月30日にGoogleの公式ブログで発表されました。
Google は、20 年以上前に日本で Google 検索の提供を開始しました。それ以来、常により良い体験となるよう機能をアップデートしてきました。AI と機械学習の進歩により、Google の検索システムはこれまで以上に人間の言語を理解することができるようになりました。そして本日より、国内で Google 検索の新機能として生成 AI による検索体験 (SGE -Search Generative Experience) の日本語版の試験運用を開始します。Search Labs に Google アカウントを登録することで、デスクトップの Chrome ブラウザと スマートフォンの Google アプリ( Android および iOS )でご利用いただけます。
本記事は、SGEが本格的に使えるようになった場合、ブログはオワコンになってしまうのか?
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ブログはまだまだ健在!オワコン説を覆す5つの理由
ブロガーの人たちは非常に心配しているかと思います。
今後のブログの展望について、僕なりの予測を共有します。
この記事には筆者の独自の見解が含まれており、1年後には状況が変わる可能性があることを考慮してください。これを一つの視点としてご覧いただければ幸いです。
特に以下の方々に、この記事を読んでいただきたいと思います。
- コンテンツマーケティングに従事する方
- ブログでの収益減少を心配しているブロガー
- SGEが実装されてもブログを続けたい方
- SGEがGoogleの検索にどのような変化をもたらすか知りたい方
既に日本語版のSGEを体験し、「この程度か」と思った方がいれば大間違いです。
1年後、3年後には、大きな変化が予想されます。
例えるなら、今はiPhoneの最新機種はiPhone14(2023年9月13日にiPhone15が発表されるかもしれませんが)で、かなり便利なデバイスとなりました。
しかし、初期のiPhoneが登場したときは、以下のような問題がありました
- すぐにバッテリーが切れること
- 低いカメラ画質
- 限られたデータ容量
改善して欲しいポイントが多くありました。
同じように、今のSGEも初期段階にあると考えるべきです。
将来的に、多くのユーザーがSGEを利用することで、GoogleはAIをさらに進化させるでしょう。
なぜ進化していくと断言できるのか?
それは利用者の満足度向上のためです。
【Google】AIの実装
↓
【ユーザー】利用と満足(現在)
↓
【ユーザー】(利用を続けると)不満点や問題が浮かび上がる
↓
【Google】AIの改善・進化
↓
【ユーザー】利用と満足(再び)
↓
【ユーザー】不満点や問題が浮かび上がる
↓
【Google】AIの改善・進化...
ユーザーの不満点を改善し続けることで、満足度が高まり、ユーザーはGoogleを継続的に利用します。
これにより、Googleの主要な収益源である広告価値も向上できるのです。
このような未来を予測しながら、GoogleのSGEが今後どのように進化していくか、本記事を最後までお読みいただければ幸いです。
目 次
GoogleのSGEを有効にする方法
もう既にSGEを体験している方もいると思いますが、まだ試していない方のために使い方を説明します。
現在、SGEは試験運用中で、希望者のみが利用できます。
ですから、SGEを使いたい場合は、まず志願する手続きをする必要があります。
SGEを有効にする手順は以下の通りです。
Googleにログインした状態で、Search Labsにアクセスします。
そうするとこのような画面が表示されます。
「SGEを有効にすると、検索時に表示されることがあります」というのにチェックを入れると、同意を求められます。
「同意する」ボタンを押した後に、「例を見る」のボタンをクリックします。
これにより、Googleの検索結果画面に移動し、AIによって生成されたコンテンツが表示されます。
これで、SGEを体験する準備が整いました。
SGEの表示位置と生成ルール
Googleの検索結果画面における表示順序は通常、以下のようになります。
- 広告(スポンサー)
- AIによるコンテンツ
- 自然検索結果(これまでの検索結果)
ただし、広告とAIコンテンツの順序が時折入れ替わることもあります。
この順序はまだ確定していない部分がありますが、広告がAIよりも下に表示されると、広告が見られなくなる可能性があるため、おそらく最終的には広告→AI→自然検索結果の順序に落ち着くと見ています。
また、すべての検索結果でAIが表示されるわけでもないようです。
特にYMYL(Your Money Your Life:健康、幸福、お金、安全に関連する情報)に関連する検索ではAIが表示されないことがあります。
たとえば、「エイズの治し方」 と検索すると、2023年9月現在では『この検索では AI による概要を利用できません』と表示されますが、「癌の治し方」 ではAIコンテンツが生成されます。
SGEの見え方
この章では、生成されたAIの部分について見ていきましょう。
これは「ブログ 収益」で検索した時のSGEの結果画面です。
わかりやすく説明するために、3つのセクションに分けて解説していきたいと思います。
それぞれのセクションの正式な名称が分からなかったので、ここでは便宜上、以下の名前を付けています。
①AIによって生成された文章
②引用元リンク
③追加で聞く
AIによって生成された文章
ChatGPTのようなAIが様々なウェブサイトから情報を収集し、それを元に生成した文章が表示されているのかと思ったが、現時点のAIでは違いました。
どちらかと言いますと情報のまとめやキュレーションの役割を果たしているイメージです。
「引用元リンク」の中から、それぞれ該当している部分を寄せ集めているのです。
ブログの収益は、1PVあたり約0.2~0.3円が平均です。収益化を目的としていないブログでは、成熟期になってもPV単価が0.2~0.3円のままの場合もあります。
ブログの平均収益は、2022年の調査によると57,440円です。
ブログで収入を得る方法は、大きく分けて2つあります。
クリック型広告:広告をクリックすることで収益が発生する
成果報酬型広告:広告を経由して商品を購入(またはサービスに申し込み)されると収益が発生する
ブログで収入を得る方法は、大きく分けて2つあります。
広告収入:ブログ内に広告を設置して、その広告がクリックされたり、商品が売れたら報酬がもらえる
自分の商品を売る:ブログで自分の商品を紹介して、読者に買ってもらう
ブログを収益化するには、3ヶ月〜6ヶ月が目安です。公開記事がGoogleから正しく評価されるまで、最低3ヶ月程度かかるからです。
個人的には、この程度であれば、AIとしての精度は低いと思っています。
おそらく、近い将来、もっと精度が高いAIになっていくのかと思います。
引用元リンク
前述の「AIによって生成された文章」で参考にした記事です。
基本的には、自然検索の上位に表示されたページから選ばれています。
追加で聞く
さらに深堀したい時に、ChatGPTのように質問ができます。
またサジェストキーワードのように、関連する質問内容も表示されます。
今後のSEOはこの「関連する質問内容」の答えとなるコンテンツを作り、自然な検索結果で上位に表示される際にAI生成の文章に活用されるような対策が流行るのではないでしょうか。
SGEの実装がブログに与える影響について予測
SGEが実装された場合、それがブログに与える影響を考えてみましょう。
SGEが実装された場合のブログへの影響度合いですが、まず始めに、「実装方法」で大きく変わってくるのかと思います。
SGEを利用するかどうかを「はい」「いいえ」で回答し、利用可能なユーザーを制限するルールがある場合、影響は限定的であると予測されます。
一方、ユーザーに許可なくデフォルトでSGEが提供される場合、その影響は大きいと考えられます。
要するに、SGEの実装方法によって影響は大きく変わります。
以下では、様々な観点から、今後のブログにおける影響を予測していきます。
SGEの利用者から予測してみた
年齢が上がるほど、SGEの利用が少なくなると予測しています。
その理由は、多くのユーザーがGoogleやYahooの検索方法に慣れ親しんでいるためです。
人は年を取ると、慣れた方法から離れることが難しくなります。
アメリカでは一歩早くSGEの試験運用が始まっていましたが、こんな結果が出ているようです。
In the few months since launching generative AI in Search, we’re finding in our research that people are having a positive experience, and are using SGE for help with more complex queries and entirely new types of questions. We’re also seeing the highest satisfaction scores among younger users (18-24 year olds), who say they enjoy being able to ask follow-up questions conversationally.
引用元:Generative AI in Google Search expands to India and Japan
検索で生成 AI を導入してから数ヶ月で、人々は前向きな体験をしており、より複雑なクエリやまったく新しい種類の質問を解決するために SGE を利用していることが調査することで分かりました。また、若いユーザー (18~24歳) の間で最も高い満足度スコアが得られており、会話形式でフォローアップの質問ができるのが楽しいと述べています。
若い世代は新しい変化を柔軟に受け入れる傾向があります。
ただ、一方で、国内でのSGEの認知度はまだまだ低いという結果もあります。
オルグロー社が調べた「SGEの認知度調査」によれば、SGEについて知らない人が87%もいます。
世代別に見ても、差はあまりありません。
一方で、「Googleが提供するSGEを利用したいと思いますか?」という質問には28%の人が肯定的な回答しており、一定の期待が寄せられています。
SGEが一般的に普及するには時間がかかるでしょうが、若い世代から始まり、徐々に他の世代に広がる可能性があります。
そのため、若い世代向けのブログはSGEの普及に影響を受ける可能性があることを考えるべきです。
検索クエリから予測してみた
検索クエリは、大まかに「Knowクエリ」「DOクエリ」「Goクエリ」「Buyクエリ」の4つに分かれます。
それぞれのクエリの種類から予測していきたいと思います。
覚えておきましょう!
検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで入力する言葉やフレーズのことです。これには、単語だけでなく、フレーズや複合語も含まれます。なお、広告運用者やマーケティング担当者が広告を設定する際に使用する言葉は通常「キーワード」と呼ばれます。
Knowクエリ
「Knowクエリ」とは、情報を知りたい、疑問を解決したいときに、ユーザーが検索するために用いるクエリです。
ケース1
例えば、「特化ブログとは」、「セールスライティングとは」のように「〇〇〇とは」と検索する場合です。
AIが完璧な答えを提供し、ユーザーは他の情報に進む必要がない場合があります。
これは、答えがすでに明確であるためです。
このような記事は、SEOで上位表示できても、アクセスを増やすのは難しいでしょう。
ケース2
複数の選択肢があるクエリは、自然な検索結果につながる可能性が高いのです。
例えば、「そうめん アレンジ レシピ」や「簡単 スイーツ 作り方」といったクエリです。
こうしたクエリには一つの正解が存在しないことがあります。
ユーザーは通常、さまざまな選択肢から選ぶことを好みます。
「そうめん アレンジ レシピ」の場合は
3つのレシピは提供されていますが、ユーザーはもっと選択肢を見たいと思うかもしれません。
一方、「簡単 スイーツ 作り方」の場合は
多くの選択肢が提供されていますが、肝心の作り方についての情報が不足しています。
情報が不足している場合、ユーザーは引用元のウェブサイトや自然検索の結果に進む可能性が高くなります。
そのため、SGEが進化しても、この種のクエリにはブログ記事が適しているでしょう。
ケース3
「〇〇〇という問題が起きた時の解決方法」というような、
- 解決が難しい場合
- 多くのアイデアが必要な場合
- 一般的でない答えを求める場合
このようなケースの場合にはAIの結果だけでは十分でないことがあります。
現在の自然な検索結果のアルゴリズムでは、独自性のあるコンテンツだけでは上位表示が難しいことがあります。
情報の網羅性も必要です。
その結果、AIは情報を網羅的に提供し、ユーザーが「一般的でない答え」を求める場合には不十分です。
このため、ユーザーは情報をより多く含む自然検索の結果にアクセスする可能性が高くなります。
このような理由から、情報の網羅性を保ちつつ、独自性のあるコンテンツを提供することで、AIの引用元をターゲットにし、自然な検索結果でも表示されるようにする戦略が重要になると考えられます。
Doクエリ
次に「Doクエリ」について考えてみましょう。
「Doクエリ」とは、ユーザーが特定の行動をしたい時に、検索窓に入力するキーワードのことです。
例えば、「ChatGPT 登録」「ブログ 始め方」「ダイエット 3ヶ月 10kg」のようなクエリです。
行動の難易度や選択肢の数に応じて、AIだけでなく、自然検索も利用するかどうかが変わるでしょう。
ケース1
例えば、「ChatGPT 登録」の場合、【今さら聞けないChatGPTの登録方法】ブログで成功するための第一歩という記事がNaoYama Blogにはありますが、Webに詳しい方であれば、この記事を読むことなく登録できてしまいます。
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【今さら聞けないChatGPTの登録方法】ブログで成功するための第一歩
難易度の低い行動に対しては、AIが提供する情報だけで問題なく解決できるため、自然検索からのアクセス数は限られるでしょう。
ケース2
「ブログ 始め方」の場合、このような結果が生成されました。
箇条書きで示されているため、一見難しそうには感じないかもしれませんが、
- ドメインってどうやって取得するのだろう?
- レンタルサーバーはどこの会社を選べばいいのだろう?
- ブログのテーマは有料と無料とではどっちがいいのだろう?
というように、多くの疑問が浮かぶでしょう。
結局AIで生成された情報だけでは足りなく、自然検索の結果で、自分が欲しい情報が載ってそうな記事を選ぶことになるのではないかと思います。
ケース3
「ダイエット 3ヶ月 10kg」は、3ヶ月で10kg痩せる方法を知りたいユーザーが使うであろうクエリです。
AIで生成された結果は以下の通りです。
3ヶ月で10kgを減量するために必要な消費カロリーはわかりますが、具体的なダイエット方法が不足しています。
筆者自身が76kgから65kgにダイエットに成功した人間なので、減らす方法は熟知してます。
- 食事改善
- ジョギング
- 筋トレ
僕の場合、痩せるためにやったのは上記3つだけ。
しかし、食事改善には多くのダイエットに適したレシピがあります。
ジョギングは最初から無理すると、必ずと言っていいほど膝を故障させてしまうので、故障させないテクニックがあったりします。
しかし、AIが生成してきた情報だけでは足りないのです。
仮に、上記の3つだけAIで情報が出てきたとしても、ユーザーは「具体的には?」と疑問に思うでしょう。
このように、情報の選択肢が多い(ユーザー自身も選択肢が多いであろうと予想できる)場合は、AIの情報だけでは不十分で、自然検索結果から詳細な情報を探すことが多くなると思われます。
Goクエリ
「Goクエリ」とは、特定のウェブサイトやブランド名を調べ、それらに直接アクセスするためのキーワードです。
例:「食べログ」「ホットペッパー 美容院」「叙々苑 新宿」
「ウェブサイト名 評判」「ブランド名 口コミ」というキーワードであれば、SEOを実施して、上位表示を目指すメリットはあります。
なぜなら、ユーザーも同じようなクエリで検索する傾向があるから。
しかし、例で示したようなキーワードであれば、ユーザーは目的のサイトに直接アクセスしたいと思っており、ブログ経由でのアクセスは不要です。
SEOをする必要がありません。
SGEの影響がどうかという以前の問題です。
Buyクエリ
4つ目のクエリが、「Buyクエリ」です。
ユーザーが特定の商品やサービスを購入する意思を持って、Googleで検索する際に使うクエリのことを言います。
先に結論をお伝えしておくと、BuyクエリはAIで生成された情報以外にも自然検索の結果も見られる可能性が高いのです。
Buyクエリはさまざまなバリエーションがあるため、それらをグループ化するのは難しいのですが、AIだけでなく、自然検索の結果も利用される場合があるので、それについて解説していきます。
ケース1:特定の商品が欲しいが、その商品についての信頼性を確認したい場合
【クエリ例】「iPhone 最新 口コミ」「MacBook Pro 中古」
- 最新の価格を知りたい時(最安値を知りたい時)
- 口コミを知りたい時
ケース2:何を買うかは決まっていないが、購買意欲が高い場合
【クエリ例】「彼女 誕生日 プレゼント」「パソコン 10万円以下」「WordPress テーマ おすすめ」
それぞれのケースについて解説していきます。
ケース1
欲しい商品は決まっているのだが、「本当にその商品で大丈夫なのか?」という自分の中での心配を少しでも払拭させたい時のクエリです。
「iPhone 最新 口コミ」で検索した時の、AIで生成された結果です。
iPhone14についてのメリットについて分かりやすく端的に書かれています。
しかし、(引用元を調べれば分かりますが)情報の提供者は不明です。
たとえば、僕は今でもiPhone 7を使っているユーザーですが、ソフトバンクで20年間勤務し、すべてのiPhoneモデルを試用した経験がある人のレビューと、僕のような一般ユーザーのレビューでは評価に大きな違いが生まれます。
このように「口コミ」という第三者の声を聞きたい時には、誰が言ったのかが知りたくなるので、自然検索の結果も見られると思われます。
ちなみに、「MacBook Pro 中古」の場合には、価格が常に変動することから、AIでは情報取得するのが難しいためか、2023年9月時点ではAIは生成されませんでした。
ケース2
何を購入すべきか決まっていないが、購買意欲が高まっている場合、このようなクエリが使われます
「彼女 誕生日 プレゼント」で検索した時のAIの生成された結果がこちらです。
この結果では、プレゼントのジャンルについてのアイデアが提供されていますが、具体的な商品や価格についての情報は提供されていません。
さらに具体的な商品を検討するために、「彼女 誕生日 プレゼント ペアウォッチ おすすめ」というクエリで検索してみましたが、AIは情報を提供できませんでした。
このように、具体的な商品についての情報が必要な場合、ユーザーは自然検索の結果を参照することになるのかと思われます。
【予測】検索クエリの変化が見込まれます
これまで、Googleを利用して情報を探す際には、特定の単語を組み合わせて、検索結果を絞り込むことが一般的でした。
例えば、新宿で焼肉を楽しみたいと思った場合、通常は「新宿 焼肉」といったキーワードを検索し、更に個室があるお店にしたい場合には「新宿 焼肉 個室」といったキーワードを使用して、検索結果を絞ることが一般的でした。
しかし、将来的に、SGEが本格的に実装されたら、文章を用いた検索が一般的になるかもしれません。
例えば、「新宿の焼肉店で、個室のある場所を教えてください」といったように、自然な文章で検索が行われるでしょう。
NaoYama Blogでは、ブログの記事を作る際に、必ずキーワード選定が重要であることを強調しています。
- キーワードを考える
- 検索ボリュームをキーワードプランナーやaramakijake.jpで調べる
- 上位10位ウェブサイトの記事を調べる
これらの手順に従ってから、記事の執筆を検討するようアドバイスしています。
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【ブログのキーワード選定を伝授】初心者でも分かりやすく解説
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キーワードプランナーで的確な検索ボリュームを見極めよう【ブロガー必読】
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aramakijake.jpの使い方と精度を徹底解説!検索ボリューム調査に欠かせないツール
しかし、今後、キーワードの選定がより難しくなる可能性があります。
言葉の選び方に関して、単語単位か文章単位かを考える必要が生じるかもしれません。
さらに、今後の重要なステップとして、以下のような新しいプロセスを追加する必要があるかもしれません。
『AIの生成結果を確認し、自然検索の結果も見たいと思う情報量しか生成していないのかを判断する』
「検索クエリから予測してみた」の章で、さまざまなクエリで自然な検索結果を確認する必要性について探求してきました。
クエリによっては、AIが生成した結果で満足できる場合と、AIが生成した結果では情報不足と感じる場合があることが明らかになりました。
今後のブログコンテンツは、AIが提供できない情報を提供することが、ブロガーの重要な役割となるでしょう。
- 網羅性のある内容で、(上位表示を目指して)AIの結果に取り上げてもらう
- 独自性のある内容で、自然検索の結果からの流入を獲得する
これが2023年9月現在のGoogleのAIのアルゴリズムに対応した、ブログが目指すべき方向性ではないかと僕なりに考えた結論になります。
まとめ:日本版SGEがついに襲来!今後のブログについて予測してみた
SGEの話が世の中に出てきた時には、SEO頼みのブログは、生き残っていくことは難しいと思っていました。
しかし、日本版SGEを試してみて、AIはこれからさらに進化するでしょうが、2023年9月現在のアルゴリズムでは、まだまだSEOを活用しても問題ありません。
すなわち、ユーザーが自然な検索結果から訪れてくれる可能性があると思います。
ただし、AIによる完結がますます増えるため、既存のキーワードの検索ボリュームは減少する可能性があります。
その減少率はキーワードによって異なるでしょう。
将来、ブログを成功させるためには以下のことが重要です
- 1つの記事内で網羅性と独自性のある記事を作る
- AIの結果だけでは満足できないキーワードを探し上位表示を目指しつつ、自然検索からの流入を狙う
- SEOに頼らず、新たなトラフィック源を見つけること 例:SNS、動画
こんな偉そうなことを言っていますが、正直なところ、まだ日本版SGEがテスト実装されて1ヶ月も経っていないので、まだ分からない部分が多いのです。
SEOを専門とする企業やフリーランスの方々は、情報収集や実験を熱心に行っているでしょう。
彼らからの情報がある程度入手できるはずです。
そのためには、情報を逃さずキャッチできるような環境を整えましょう。
例えば、詳しい人のSNSをフォローしたり、セミナーに参加したり、業者と面談したりして情報を入手できるかもしれません。
そして、得た情報を実際に試して、今後のブログに活かせるかどうかを常に考えることが重要です。