こんな疑問にお答えします
本記事の内容
- パーマリンクとは
- おすすめのパーマリンクとは
- パーマリンクを設定する上での注意点とは
- 間違ったパーマリンクとは
- パーマリンクの設定方法
- パーマリンクの設定後は変更すべきでない理由
本記事の執筆者
この記事は、パーマリンクの実際に体験した悲惨な出来事から、この記事を読んでくださっているあなたが同じような失敗してもらいたくないという気持ちから書いています。
NaoYama Blogを開設したばかりの頃、僕はSEOとパーマリンクには何の関係もないと思い込んでいました。
そのため、適当にパーマリンクを設定していました。
しかし、記事を約30本公開したある日、友人からSEOとパーマリンクの密接なつながりについて教えてもらいました。
その後、適切なパーマリンクの形式に修正しましたが、その結果、さまざまな問題が引き起こされました。
結論から言うと、30本の記事がGoogleの評価がゼロになってしまいました。
アクセス数の減少はもちろん、評価を回復させるのに多くの時間と労力がかかってしまいました。
サーチコンソールを確認すると、修正前のURLがまだ残っているので、嫌な思い出がよみがえってきます。
このような失敗を避けたい方にとって、役立つ記事となっています。
- 正しいリンクの設定方法に興味がある方
- パーマリンクで避けるべきことを知りたい方
- SEOとパーマリンクの関係性について知りたい方
この記事を読んで、あなたのWordPressのパーマリンクの設定が適切かどうか、ぜひ確認してみてください。
もし間違っている場合は、修正しましょう。
ただし、既にGoogleに評価されている場合や、100本以上の記事を執筆している場合は、諦めることも視野に入れる必要があるかもしれません。
目 次
パーマリンクとは
まず最初に、パーマリンクについて説明します。
パーマリンクは、ウェブページのURLの形式を指します。
URLはウェブページを開くためのアドレスであり、パーマリンクはそのアドレスの形式を特定するものです。
WordPressでは、いつでもパーマリンクの設定を変えられます。
初期設定では、パーマリンクは「?p=」の後に数字が続く形式になっています。
しかし、この形式は検索エンジンに好まれない形式です。
そのため、パーマリンクを変更することをおすすめします。
また、適切なパーマリンクの設定はSEOにおいても重要です。
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適切なパーマリンクを設定することで、検索結果で上位に表示される可能性が高まります。
ただし、設定しても必ずしも上位表示されるわけではないので、誤解のないようにお願いします。
正しいパーマリンクの設定とは
正しいパーマリンクの設定は以下の5つです。
- Googleに好まれる設定にする
- ユーザーが理解できる構造にする
- 短くかつシンプルにすることを心がける
- 記事の内容に基づいて設定する
- 上位表示を狙うキーワードを組み込む
ただし、これらの5つに加えて、「カテゴリ名/投稿名」の形式も正しい設定ですが、注意が必要です。
以下ではこれについても説明していきます。
Googleに好まれる設定にする
サイトのURL構造はできる限りシンプルにします。
論理的かつ人間が理解できる方法でURLを構成できるよう、コンテンツを分類します。
可能であれば、長いID番号ではなく意味のある語句をURLに使います。
実際に、Googleは「URLの構造はシンプルに保つことが大切」と述べています。
適切でない設定をすると、SEOで不利になるおそれがあるため、できる限り推奨されている方法に従うことが重要です。
ユーザーが理解できる構造にする
分かりやすいパーマリンクの構造は、SEOの観点からも大切です。
Googleなどの検索エンジンは、URLからページの内容を理解します。
そのため、パーマリンクの構造はわかりやすく、適切なキーワードを含んでいることが望ましいです。
また、ユーザーがパーマリンクをクリックしてページにアクセスした場合、URLと実際のページの内容が一致していることが大切です。
これは、パーマリンクのわかりやすさにも関連しています。
したがって、ユーザーが理解しやすく、SEOに適したパーマリンクの構造を作ることは、ブログを成功させるための重要なポイントの一つなのです。
短くかつシンプルにすることを心がける
「Googleに好まれる設定にする」でも説明しましたが、大事なことはパーマリンクを簡潔かつわかりやすくすることです。
Googleが推奨している方法は、以下の3つです。
- シンプルで分かりやすい言葉を使うこと
- ローカライズした表現を使用すること(場合によっては)
- 必要に応じてUTF-8エンコードを使用すること
これらの手法を用いることで、パーマリンクを的確に設定し、SEOに有益な影響を及ぼせるのです。
シンプルでわかりやすい語句を使用すること
例えば、「年末年始におすすめの本10選」という記事を執筆する場合、以下のようなシンプルなURLが適切です。
https://www.example.com/books/
ただし、他にも「夏休みに、暑さに負けずに読むべき本10選」のように、異なる視点から本を紹介する場合も、以下のような表現が適しています。
https://www.example.com/summer-books/
ローカライズした語句を使用すること(場合によっては)
「ローカライズした」というのは、特定の地域に合わせた言葉や表現をURLに含めることを指します。
日本語を使った場合、URLは以下のようになります。
https://www.example.com/和食/おでん/
ただし、アルファベット以外の文字を使う場合は、UTF-8でエンコードする必要があります。
必要に応じてUTF-8エンコードを使用すること
UTF-8を使用した場合、
https://www.example.com/和食/おでん/
は、
https://www.example.com/%E5%92%8C%E9%A3%9F/%E3%81%8A%E3%81%A7%E3%82%93/
に変わります。
ただし、このURLだけではどのようなページなのかが分かりづらいです。
Googleにとっては検索結果が向上する可能性がありますが、ユーザーにとってはURLの内容が理解しにくいでしょう。
したがって、おすすめしません。
記事の内容に基づいて設定する
「2024年に乗るべき車種5選」という記事ならば、
https://www.example.com/2024-cars/
「3ヶ月で10キロ痩せるダイエット方法とは」という記事ならば、
https://www.example.com/10kg-diet/
このように、記事の内容からパーマリンクを決めるという手法でも問題ありません。
ただし、記事のタイトルを翻訳して
https://www.example.com/5car-models-to-drive-in-2023/
や
https://www.example.com/How-to-lose-10kg-in-3-months/
とした場合、「できるだけ短く・シンプルにする」という原則に反する可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
上位表示を狙うキーワードを組み込む
もしも、SEOで上位に表示させたいキーワードを意図的に組み込むことは、何の問題もありません。
ただし、「記事の内容から決める」で例を出しましたが、おそらく上位表示させたいキーワードを入れているかと思います。
ですから、記事の内容からキーワードを選ぶ手法と、上位表示を目指すためにキーワードを組み込む手法、どちらを選んでも問題はありません。
「カテゴリー名/投稿名」の形式にする
https://www.example.com/カテゴリー名/投稿名
ページの内容に合わせたカテゴリーを選び、そのカテゴリー名をパーマリンクに取り入れることは、SEOに効果的です。
カテゴリー名を組み込むことで、ページの内容が明確に伝わり、検索エンジンでも分かりやすいURLが作成されます。
しかし、1つ注意すべき点があります。
将来的にカテゴリー名を変更や削除する可能性がある場合、この方法は避けた方が賢明です。
なぜなら、検索エンジンから高評価を得ていたページが、カテゴリーの変更で評価がゼロに戻るリスクがあるからです。
記事の内容に基づく選択や、上位表示を目指すキーワードに合わせて設定することをおすすめします。
間違ったパーマリンクとは
正しいパーマリンクを理解できましたら、誤ったパーマリンクの扱いにも目を向ける必要があります。
あなたのブログにおいて、「あ!この設定になってしまっている!」という箇所がないか、ぜひ確認してみてください。
- 意味のない長い数字やIDを使う
- 記事とは関係のない名前をつけている
- アンダースコア(_)を使っている
- 複数の単語をつなげている
- パーマリンクが長すぎる
それぞれ説明します。
URLに意味のない長いID番号をURLに使う
https://www.example.com/?p=125uu69pp308s
検索エンジンは、URLを調べることで記事の内容を理解します。
しかしながら、無意味な長い数字やアルファベットが含まれている場合、検索エンジンはそれを理解できません。
読み取りにくいURLは、利用者にとっても不都合ですし、検索エンジンからも評価が低くなることがあります。
したがって、冗長な数字やアルファベットを使用するのは避けるべきです。
その代わりに、シンプルで分かりやすい言葉を活用するよう心がけましょう。
記事とは関係のない名前をつけている
記事の内容がダイエットに関するものであるにもかかわらず、パーマリンクが「interior」(インテリア)となっていると、検索エンジンも混乱してしまいます。
記事の内容に適した名前に変更しましょう。
アンダースコア(_)を使っている
https://www.example.com/diet_books/
正しいように見えますが、Googleはアンダースコア(_)、通称アンダーバーを推奨していません。
アンダースコアを使うと、ハイフンを使ったURLに比べ、Googleのクローラーに認識されにくくなるからです。
もしアンダースコアを使わざるを得ない状況であれば、例えば
https://www.example.com/diet-books/
ハイフン(-)を使うようにしましょう。
複数の単語をつなげている
https://www.example.com/ibarakionsen/
このURLを見たとき、その内容はすぐに理解できましたか?
ハイフンを挿入することで、内容が分かりやすくなります。
https://www.example.com/ibaraki-onsen/
「茨城の温泉」
2つ以上の言葉が必要な場合、ハイフン(-)を使用してつなげましょう。
URLを簡潔かつ明快にすることで、検索エンジンの巡回ロボットがサイトを正しく解釈でき、サイト全体のSEO向上に寄与します。
理解しづらいアドレスの場合、Googlebotは無駄な帯域幅を消費したり、サイト内の全コンテンツがインデックスに反映されないリスクを抱えます。
SEOを意識しているのであれば、Googleが快く思わない手法は避けるようにしましょう。
パーマリンクが長すぎる
僕もあとから知ったことなので、昔書いた記事のパーマリンクは文章のように長いことがあります。
パーマリンクはできるだけ短くまとめることが大切です。
長すぎるパーマリンクは、
- 見た目が悪くなる
- 読みづらくなる
- 検索エンジンで認識されにくくなる
などの問題があります。
だから、短くてわかりやすいパーマリンクを心がけましょう。
おすすめのパーマリンク構造
WordPressでブログを始める場合、カスタム構造を使っていろいろな設定が可能です。
今回は、使い勝手が良くて人気のある構造をいくつか紹介します。
/%postname%
これはNaoYama Blogでも採用している、最もシンプルで一般的な構造です。
投稿タイトルをそのままパーマリンクにするため、覚えやすくてSEOにも効果的です。
/%category%/%postname%
「「カテゴリー名/投稿名」の形式にする」でも説明しましたが、カテゴリーと投稿タイトルを組み合わせることで、サイトの構造が明確になり、ユーザーが目的のページを見つけやすくなります。
/%year%/%monthnum%/%postname%
年月と投稿タイトルを組み合わせることで、投稿日時をパーマリンクに含めることができます。
ニュース性の高い記事を書くときには、とてもタイムリーな情報を提供できて便利です。
ただし、このURLだけ見ると、記事が古いものか新しいものかを読者に判断されてしまうことがあるため、読まれるかどうかに影響が出る場合もあります。
パーマリンクを変更すべきでない5つの理由
「正しいパーマリンク」と「間違ったパーマリンク」の設定について、十分な理解が得られましたでしょうか。
これからブログを始める方には、この章を読む必要はありません。
「パーマリンクの変更・設定方法」に進んで、設定を行いましょう。
既に記事を公開しており、パーマリンクの設定を変更する必要がある場合は、この章を読み進めてください。
パーマリンクの設定を変更すべきでない理由は、以下の5つが挙げられます。
- SEO評価がリセットされてしまうため
- 記事がSNSで共有された際に、リンク切れが生じる可能性があるため
- リダイレクト設定が必要になり手間がかかるため
- ユーザーの利便性が低下する可能性があるため
- サイトの信頼性が低下する可能性があるため
これらの理由について、以下で詳しく解説していきます。
SEO評価がリセットされてしまうため
検索エンジンは以前のURLを認識できず、新しいURLを「新しいページ」として取り扱われ、SEOの評価がリセットされます。
その結果、これまでのSEOの努力が無駄になるおそれがあります。
記事がSNSで共有された際に、リンク切れが生じる可能性があるため
もとのURLを変更すると、それまでのリンクが使えなくなり、リンク切れが生じるおそれがあります。
SNSで広まった人気の記事も、リンク切れでアクセス数が減少する可能性があります。
リダイレクト設定が必要になり手間がかかるため
「301リダイレクト」を設定するには、新しいプラグインを追加し、古いURLと新しいURLを入力して設定します。
多くの記事でリダイレクトが必要な場合、その数だけ時間がかかってしまいます。
また、GoogleにもURLが変更されたことを通知する必要があります。
僕はこの手続きに3週間もの時間を費やしました。その間、新しい記事を1本も書けませんでした。
今振り返ってみても、もったいない時間の使い方をしたと反省しています。
ユーザーの利便性が低下する可能性があるため
パーマリンクを変更する際には、ブックマークやリンクを保存しているユーザーにとって、以前とは異なるURLを使用することになります。
そのため、ユーザーが混乱する可能性があります。
また、以前のURLを利用していたユーザーは、新しいURLへアクセスできなくなる恐れもあります。
サイトの信頼性が低下する可能性があるため
一部のユーザーは、URLが変更されることでサイトが信頼できないと誤解することがあります。
パーマリンクを変更する際の4つの注意点
ここまで記事を読み進めてくれているということは、パーマリンクの設定後は変更すべきでないという理由を理解しつつも、間違ったパーマリンクをどうしても直したいはずです。
WordPressにおいてパーマリンクを変更する際には、以下の4点について注意してください。
- バックアップを取ること
- リダイレクト設定を忘れずに行うこと
- 変更後に確認作業を怠らないこと
- 不要な単語は省くこと
それぞれ、以下で詳しく解説します。どうぞご参考にしてください。
バックアップを取ること
パーマリンクの設定を変更する前に、まずはブログ全体のバックアップを取っておきましょう。
誤った設定でサイトが表示されなくなる可能性も考えられますので、注意が必要です。
バックアップを取っておけば、万が一の際にも安心です。
設定を変更した後でも、以前の状態に戻すことができます。
パーマリンクの設定を変更すると、ブログ全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、慎重な判断が求められます。
リダイレクト設定を忘れずに行うこと
記事のパーマリンクを変更する際には、以前のリンクからのリダイレクト設定を忘れずに行いましょう。
これにより、過去のパーマリンクを使用してくる検索エンジンや訪問者でも、正確なページにスムーズにアクセスできるようになります。
この設定を怠ると、ユーザーはあなたのブログに対して信頼を損ねるかもしれません。
その結果、再訪が減少してしまうかもしれません。一人のユーザーであっても、その重要性は大きいです。
「一円を笑う者は一円に泣く」という言葉がありますが、ユーザーにも同じことが言えます。
つまり、些細なことでもユーザーの経験を大切にし、彼らの信頼を築いていくことが成功への道です。
変更後に確認作業を怠らないこと
設定変更が完了したら、必ず確認作業を行いましょう。
WordPressは非常に優れているため、ブログ内でのリンク切れは発生しません。
ただし、リダイレクト設定が正しく行われているかどうかは確認する必要があります。
不要な単語は省くこと
パーマリンクを設定する際には、不要な単語を避けることが重要です。
たとえば、「a」「the」「an」といった冠詞や、「is」「are」「am」などの動詞は、パーマリンクに含める必要がないので、省略しましょう。
できるだけシンプルで分かりやすい言葉に変えることが大切です。
パーマリンクの変更・設定方法
設定は簡単です。
WordPressの管理画面にログインし、左メニューから「設定」を選択すると「パーマリンク」という項目が表示されますので、それを選択します。
表示されたページでパーマリンクの設定します。
まずは
https://www.example.com/投稿名/
にするか
https://www.example.com/カテゴリー/投稿名/
にするか決めましょう。
https://www.example.com/投稿名/
の場合には、パーマリンク構造は『投稿名』を選択すれば問題ありません。
https://www.example.com/カテゴリー/投稿名/
の場合には、パーマリンク構造は『カスタム構造』を選択します。
その後、空欄の部分に「/%category%/%postname%/」と入力すれば設定は完了です。
まとめ:【WordPress】パーマリンクの設定で悩んでいる方必読!SEOにおすすめの方法を紹介
本記事を簡単にまとめると…
本記事のまとめ
正しいパーマリンクの設定とは
- Googleに好まれる設定にする
- ユーザーが理解できる構造にする
- できるだけ短く、シンプルにする
- 記事の内容から決める
- 上位表示させたいキーワードにする
間違ったパーマリンクとは
- 意味のない長い数字やIDを使う
- 記事とは関係のない名前をつけている
- アンダースコア(_)を使っている
- 単語をつなげている
パーマリンクを変更すべきでない5つの理由
- SEO評価がリセットされてしまうため
- 記事がSNSで共有された際に、リンク切れが生じる可能性があるため
- リダイレクト設定が必要になり手間がかかるため
- ユーザーの利便性が低下する可能性があるため
- サイトの信頼性が低下する可能性があるため
パーマリンクを変更する際の4つの注意点
- バックアップを取ること
- リダイレクト設定を忘れずに行うこと
- 変更後に確認作業を怠らないこと
- 不要な単語は省くこと
ブログを始める際に、正しいパーマリンクの設定と適切なルールの確立が重要です。
これらをきちんと行うことで、トラブルを避けることができます。
ただし、ブログを開始してからしばらく経ってからの修正作業は手間がかかります。
この記事では、正しいパーマリンクの設定方法や誤った方法、修正時の注意点について詳しく説明しました。
ただし、先に述べた通り、既に検索エンジンによって評価されている場合、修正を行うことも慎重に考える必要があります。
なぜなら、パーマリンクを変更することでブログの評価が完全にリセットされる可能性があるからです。
自身のブログがどれだけ評価を受けているかは、サーチコンソールなどを用いて確認し、パーマリンクの変更の是非を判断しましょう。
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