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Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴9選

Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴9選【現役Webマーケターが語る】
悩んでいる人
Webマーケティングの仕事に興味があります。どんなタイプの人が向いていますか?

 

こんな疑問にお答えします

 

本記事の内容

  • Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴9選

 

本記事の執筆者

NaoYamaBlogの運営者「なおやま」の紹介

なおやま(@naoyama_san

 

僕はWebマーケティングの仕事をしているWebマーケターです。

 

しかし、Webマーケターになりたいという気持ちから仕事に就いたわけではありません。

 

もともと、Web関連の職に携わっていましたが、自然な流れでWebマーケティングの道に進んできました。

 

まずは僕の経歴を簡単に紹介します。

 

大学を卒業後、IT系のベンチャー企業に就職しました。

 

最初はWebデザイナーとして働いていましたが、Flash5のActionScriptが登場し、デザイナーとしての生計が難しくなったことに気づきました。

 

そのため、デザインスキルを活かせるWebディレクターの道を選びました。

 

Webディレクターとして、新宿の大手百貨店のWebサイトのリニューアルや運営、アーティストのモーニング娘の公式サイトの運営代行など、さまざまなWebサイトに関わる機会がありました。

 

ディレクターとしての仕事の中で、Google Analyticsを使う機会が増え、サイトの改善提案に数値を活用することが増えました。

 

その後、転職してクライアントのプロジェクトから自社メディアの育成に関わるようになり、Webマーケティングの仕事に従事するようになりました。

 

正確な年数はわかりませんが、Webマーケティングの仕事を始めてからおそらく10年ほど経っていると思います。

 

僕がWebマーケティングの仕事に向いていると考える人の特徴を9つ挙げてみました。

 

この記事は、以下の方々に特に読んでいただきたいものです。

  • Webマーケターに転職を考えている方
  • まだWebマーケティングの仕事に携わり始めたばかりの方

 

もしかしたら紹介する特徴に当てはまらないからと、自分がWebマーケティングに向いていないと考えるかもしれませんが、安心してください。

 

もし強い意志があるのであれば、自分自身を変えることは可能です。変化を望む気持ちを持ち続けることが重要です。

 

それでは、9つの特徴を紹介していきます。

 

 

Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴9選

Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴9選

当然のことですが、僕の周りにも多くの人々がWebマーケティングに従事しています。

 

その中で、ウェブマーケティングの仕事に向いている人、つまり結果を確実に出せる人の特徴を9つ挙げてみました。

  1. 数値を見ることが好きで得意
  2. 行動力がある
  3. ロジカルシンキングが得意
  4. 常にユーザーの気持ちになれる
  5. 最後まであきらめない
  6. 常に新しい情報にアンテナを張っている
  7. コミュニケーション能力に自信がある
  8. 自発的に行動できる
  9. Webが好き

それぞれの特徴について詳しく説明していきます。

 

数値を見ることが好きで得意

Webマーケティングの仕事をする際、数値の確認は不可欠です。

 

数値の結果に基づいて、次の行動を決めることがあります。

 

「数値を見ると、興味を持たない」「頭が真っ白になる」といった言い訳は、問題を解決しません。

 

おすすめする方法は、あなたが理解しやすい数値や興味を持つ数値に焦点を当てることです。

 

そうすれば、次のような疑問が生まれるでしょう。

  • なぜこの数値が増えたのか?減ったのか?
  • この数値は他の数値と関連しているのか?
  • なぜこの数値が良い結果なのか、悪い結果なのか?

 

これらの疑問が湧いたら、新たな数値を見ることに慣れていき、数値の理解が得意になります。

 

行動力がある

Webマーケティングの仕事に限らず、行動力は非常に重要です。

 

新しいことに挑戦する際、なかなか踏み出す勇気が出ないことがあります。

 

そのため、一歩踏み出せずに数値の改善が進まない場合がよくあります。

 

最初の一歩を踏み出すには勇気が必要ですが、失敗してもすぐに元に戻すことができます。
(エンジニアには、戻すことができるように開発をするように事前に共有しましょう)

 

数値の分析結果で「課題がある」「改善の余地がある」と思われる部分には、思い切って挑戦しましょう。

 

ただし、成功の確度を上げた上で行うことが大事。

 

確度を高めるためには、

  • 改善することで数値がどれくらい向上するかを事前にシミュレーションする
  • 自分だけでなく他の人の意見も聞いてみる

ことが大事です。

 

確度を高めることで、成功する確率が増し、自信もつき、それが新たな挑戦への一歩となります。

 

Webマーケティングには「行動力」が必要ですので、自信を持って取り組みましょう。

 

ロジカルシンキングが得意

ロジカルシンキングは、合理的な思考の方法を指します。

 

たとえば、ウェブサイトの改善が必要な場合、直感的なアプローチではなく、数字やデータに基づいて考えることが重要です。

 

「この数値が問題の原因であり、改善によって〇〇%の進歩が期待できます。過去に同様の問題を解決した際、〇〇%の改善が見られました。今回も同様の修正を行うことで〇〇%の改善が期待できます」といった具体的な理由を考えることが大切です。

 

常に「なぜそうなのか?」と自問自答することで、自然とロジカルシンキングが身につきます。

 

ロジカルシンキングを支援するための2つのフレームワークを紹介します。

 

  • ロジックツリー
  • ピラミッドストラクチャー

 

これらのフレームワークを使用することで、考え方を整理しやすくなり、他の人に説明する際も理解されやすくなり、説得力のある議論ができるようになります。

 

ロジックツリー

ロジックツリー

上位の階層には、重要な課題や問題を配置します。

 

その下の階層では、その課題の原因を書きます。

 

さらにその下の階層では、それらの原因となる理由(要因)を詳細に記述していきます。

 

そのさらに下の階層では、それらの理由(要因)となる要素を一つずつ洗い出していきます。

 

ロジックツリーを利用することで、大きな問題を分析し、その背後にある理由を明確にできます。

 

最終的に、問題の本質的な要因がどこにあるのかを明確にすることができます。

 

ピラミッドストラクチャー

ピラミッドストラクチャー

まず、結論はピラミッドの頂点に配置します。

 

その下には、結論を支える根拠を示します。

 

さらに、その根拠の下には、数値分析結果やデータといった具体的な根拠を示します。

 

このように根拠を提示することで、結論とその背後にある理由が明快になります。

 

その結果、自分自身や他の人も簡単に納得できるでしょう。

 

常にユーザーの気持ちになれる

Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴の4つ目は、「常にユーザーの気持ちになれること」です。

 

ウェブサイトの問題点を見つける際には、数値的な結果だけでなく、ユーザーが感じる問題も考慮する必要があります。

 

具体的な問題点としては、「使いにくい」「分かりにくい」「見づらい」「ストレスを感じる」などがあります。

 

これらの問題は、ユーザーの立場にならないと理解できません。

 

運営側の人々は、自社サービスを利用する必要がないと考えるかもしれませんが、ユーザーの気持ちを考えるならば、ユーザーと同じ行動や体験をするべきです。

 

ユーザーと同じ行動を取ることで、新たな気付きが得られることがあります。

 

さらに、もう1つ重要なことがあります。

 

自社サービスを初めて利用する際には、必ず問題点や改善点をリストアップしましょう。

 

小さな問題でも構いません。

 

可能な限り多くの項目を挙げましょう。

 

そして、リストアップした課題を保存し、自社サービスが続く限りそれを保持しておきましょう。

 

悩んでいる人
なぜ、書き出す必要があるのですか?

 

理由は2つあります。

 

1つ目の理由

自社サービスを利用する人は必ず「初めての利用」という段階を経験します。

 

初めて利用する際の印象や気づいた点、問題と感じたことをリストアップしておくことで、サイト改善のヒントになります。

 

2回目以降も利用し続けるユーザーが増えれば、自社サービスの成長が加速します。

 

したがって、初回利用の経験は非常に重要ですが、その経験は1回きりです。

 

2回目や3回目と利用していくと、初めて使った時のことを忘れてしまう可能性があるため、メモを残すことをおすすめします。

 

2つ目の理由

自社サービスを改善する立場になると、本来の課題であるべき点が見慣れてしまい、気づけなくなってしまうことがあります。

 

つまり、「それが当たり前」という悪い固定観念が生まれてしまうのです。

 

固定観念が生まれる前に、体験して気づいたことをメモしておくことで、いつでもユーザーの立場に戻れます。

 

そのようにしてユーザーの視点を取り戻し、サイト改善につなげられるのです。

 

最後まであきらめない

行動力がある」の章では、一歩を踏み出すことが大事であることをお伝えしました。

 

この章では、踏み出した後の行動に焦点を当てています。

 

例えば、サイトの改善のための開発が成功し、実装が完了したとしましょう。

 

しかし、実際の数値が期待通りに伸びないこともあるでしょう。

 

そんな時、数値に挫けそうになることがあるかもしれませんが、決して諦めてはいけません。

 

マーケティングの世界では、「PDCAサイクルを回す」という言葉があります。

P:Plan(計画)
D:Do(実行)
C:Check(評価・測定)
A:Action(対策・改善)

 

このPDCAサイクルを繰り返すことで、徐々に数値が改善されていきます。

 

最初の計画と実行だけで終わってしまうと、開発した機能も半端な結果に終わってしまいます。

 

だからこそ、Webマーケティングの仕事において、最後までやり抜く力が非常に重要です。

 

常に新しい情報にアンテナを張っている

ウェブ業界では、日々新しいサービス、技術、手法が登場しています。

 

過去に、僕もSEOから1年ほど離れた経験があります。

 

その間に、内部対策の方法が大きく変わり、焦りを感じた記憶があります。

 

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新しい情報には常に注意を払い、実用的な技術や手法を見つけた場合は、自分たちのウェブサイトでテストし、効果があるかどうかを判断し、実際に導入しましょう。

 

古い技術にこだわりすぎると、時代に取り残され、ユーザーからも見向きされなくなります。

 

それを防ぐためにも、常に新しい情報を収集しましょう。

 

悩んでいる人
新しい情報をどのように集めればいいですか?

 

僕が新しい情報を収集する方法は以下の3つです。

  • Twitter(業界の専門家や関心のある人々をフォローし、彼らがシェアする情報をチェックしましょう)
  • プレスリリース(企業の新サービスや重要なアップデート情報をキャッチするために、プレスリリースを積極的に追跡しましょう。)
  • Webマーケティングの専門サイト(MarkeZineなどの専門サイトを定期的に読むことで、最新のトレンドやベストプラクティスを把握しましょう。)

 

また、チームとして働いている場合は、ウェブマーケティングの最新情報を共有する仕組みを構築することが重要です。

 

同僚から情報を得ることも役立つでしょう。

 

コミュニケーション能力に自信がある

悩んでいる人
マーケターは営業とは違うのでコミュニケーション能力は必要ないのでは?

 

営業の仕事にはクライアントとの交渉が含まれるため、コミュニケーション能力は欠かせません。

 

一般的に、Webマーケティングの仕事は分析が主であると誤解されがちですが、実際にはコミュニケーション能力も必要です。

 

なぜなら、サイトの改善において以下の4つの要素を関係者と共有する必要があるからです。

  • 現状の数値の共有
  • 数値に基づく問題点の共有
  • 問題点を解決するための改善案の共有
  • 改善案を実装することでどれだけ数値が改善されるかの共有

 

関係者には上司だけでなく、デザイナーやプログラマーなど、サイト改善に関与するメンバーも含まれます。

 

目標を明確にし、数値目標を持たないデザイナーやプログラマーでも、数値を考慮した改善案を提案できるようになります。

 

特に仕様を決定する段階では、技術的な制約や実現可能性についてプログラマーとのコミュニケーションが行われるため、コミュニケーション能力が必要です。

 

分析能力だけでは不十分であり、単に「作業者」に過ぎず、Webマーケティングの専門家とは言えません。

 

分析を行った上で、先述の4つの要素を関係者に共有し、具体的な成果に結びつけることが、Webマーケティングの専門家の役割です。

 

自発的に行動できる

仕事をする際、指示を待つよりも、自分から行動に移すことが重要です。

 

指示待ちの姿勢では、あなたの能力や貢献が限定されてしまうかもしれません。

 

コミュニケーション能力に自信がある」の章でもお伝えしましたが、Webマーケティングの仕事では情報共有が不可欠です。

 

関係者と情報を共有する役割が多く、それに伴いリーダーシップが求められます。

 

関係者を導かなければプロジェクトは進展しません。

 

したがって、目標に向かって自発的に行動し、プロジェクトを主導することが必要です。

 

Webが好き

Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴の最後は、『Webが好きであること』です。

 

もしWebに苦手意識を持っていると、Webマーケティングは魅力を感じにくく、続けることも難しいでしょう。

 

また、数値に自信が持てなくて、『自分にはスキルがない』と感じることもあるでしょう。

 

数字の改善が見られないと、焦りを感じることもあるかもしれません。

 

挫折することもありますが、失敗や困難を経験することで、成功への道が開けていきます。

 

失敗を恐れてばかりいると、数字の改善は難しいです。

 

もし管理職の人が『失敗しないで』や『必ず成功させろ』と言うようなら、その人はWebマーケティングの本質を理解していない可能性が高いです。

 

小さな改善だけでなく、大きな改善にもチャレンジしましょう。

 

そうしないと、成長の機会を逃すことになりかねません。

 

チャレンジの結果、良い数字が得られない場合は、PDCAサイクルの重要性を思い出しましょう。

 

数字が向上すれば、Webの魅力に気づき、Webが好きになることでしょう。

 

失敗しても、何度も挑戦し、経験を積み重ねることで、将来的には成功するWebマーケターになれます。

 

だからこそ、諦めずに継続しましょう。

 

まとめ:Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴9選

本記事を簡単にまとめると…

本記事のまとめ

Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴9選

  • 数値を見ることが好きで得意
  • 行動力がある
  • ロジカルシンキングが得意
  • 常にユーザーの気持ちになれる
  • 最後まであきらめない
  • 常に新しい情報にアンテナを張っている
  • コミュニケーション能力に自信がある
  • 自発的に行動できる
  • Webが好き

 

9つの特徴が当てはまらないと感じている方へ。

 

ご安心ください、1年あれば変われます。

 

ただし、3ヶ月に1度、自己評価を行いましょう。

  • 何ができるようになったか
  • 何がまだ苦手なのか

を振り返りましょう

 

できるようになった部分は、成長の証です。

 

自分を褒めてあげましょう

 

まだ克服できていない部分については、なぜ克服できないのかを考えてみましょう。

 

分からないことに対する苦手意識がある場合は、本を読んで学んだり、知識のある人に相談して教えてもらいましょう。

 

苦手な点を克服するための具体的な行動を考え、それを実行する期限を明確にしましょう。

 

一つひとつの課題を克服することで、1年後には大きな成長を遂げることができるはずです。

 

成長したら、次はあなたが考える「Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴」を他の人に伝える番です。

 

自分が書いた特徴をブログに掲載したら、ぜひ教えてください。

 

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なおやま

【IT業界歴20年目のWEB大好きマーケター】 ▶︎ WEBデザイナー → WEBディレクター → WEBマーケターに転身 ▶︎ WEBサイトに集客し、リアルの店舗に送客するビジネスが得意 ▶︎ アフィリエイト歴10年以上 ▶︎ A8アフィリエイター選手権でマスター級1位を獲得 ▶︎「Webマーケティングは面白さを当ブログで発信中

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