僕が自分のブログを始めるとき、かなり悩みました。
最終的には、
- ドメインは「naoyamablog.net」
- ブログ名は「NaoYama Blog(なおやまブログ)」
- ハンドル名は「なおやま」
この決定に至るまでに、1週間もかかりました。
この記事では、その期間中にどのような考えを巡らせ、どのような行動をとったのかを伝えます。
ブログ名を決める際の迷いを乗り越え、選んだ名前に非常に満足しています。
これからブログを始める予定で、名前選びで悩んでいるあなたにとって、この記事が少しでも役立つと嬉しいです。
本記事は、こんな疑問を解決に導きます
- ブログ名の決め方
- ハンドルネームの選び方
本記事の執筆者
この記事を読むことで、ブログ名の選び方について悩んでいる方に、明確な方向性を示すことができます。
ただし、この記事では「あなたのブログ名は『〇〇〇〇〇』にすべき」という具体的な答えを出すわけではありません。
あくまでも、アイデアの出し方をアドバイスするのみとなりますので、その点をご理解いただいた上で、お読みください。
目 次
ブログ名の決め方の前提条件
8つの手法をお伝えする前に、2点だけ前提条件を伝えておきます。
- ブログ名は途中で変えてもよい
- 5つの手法を全て踏襲する必要はない
ブログ名は途中で変えてもよい
僕はブログ名を途中で変更することに問題はないと思っています。
ブログは成長するものですから。
例えば、特定のテーマに焦点を当てた「NaoYama Blog」のような場合、最初はトピックが豊富です。
しかし、新しい情報が少なくなると、ネタ不足になることも。
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「ブログのネタ切れ」の悩みから抜け出すための9つ解決策
このような状況になると、ブログを続けるべきかどうか悩むことになるでしょう。
特化型ブログとは
特化型ブログとは、ある分野に焦点を絞ったブログのこと。それに対し、ジャンルにこだわらない雑記型ブログや、エンタメ情報を取り上げるトレンド型ブログもあります。「NaoYama Blog」は複数のカテゴリーを持つ特化型ブログです。
ネタを多くするため、ブログ名を変更することも考えます。
また、最初は雑記型で始めたブログが、人気のジャンルに集中していくことも。
こうして雑記型から特化型へと変わることもあります。
ブログ名を変えるタイミングは、そういう場合にも生じます
つまり、ブログを長期間運営する過程で、何らかの理由でブログ名が変わることはあるのです。
ブログ名を決める8つの手法を、全て踏襲する必要はない
今から、8つのブログタイトルの選び方を紹介しますが、必ず全てを実行する必要はありません。
なぜなら、実は僕自身も1つの方法を実行していないからです(笑)
(僕が言うのも何ですが、そこはお許し下さい…)
この記事は、ブログのタイトルを決める際の参考になる内容です。
もし「これはちょっと難しいな」と思ったら、その手法は参考にしなくても大丈夫です。
それでは、ブログタイトルを選ぶ際の8つのポイントについて、説明していきます。
ブログ名の決め方1:先輩ブロガーを参考にする
最初に行ったことは、Twitterで1万人以上のフォロワーを持つ、一般的に「インフルエンサー」と呼ばれるブロガーのブログ名、ウェブサイトのドメイン、そしてユーザー名を調べることでした。
調べてみると、ブログ名にはいくつかの共通する型があることがわかりました。
その中で、ブログ名に自分の名前を入れるやり方が、ブログが育つイメージに合っていると感じ、この考えを取り入れることにしました。
実際、僕はドメインとハンドルネームも同時に探していました。
ハンドルネームには様々な型があります。
例えば、本名が山田一郎の場合、
- 本名をそのまま使う
例:イチロー - 本名の一部を使う
例:山一 → やまいち - 学生時代のあだ名
例:やまちゃん - 本名を並べ替え、一部を使う
例:イチヤマ - 本名をローマ字にして並べ替える
例:TARO→ROTA→(ロータ) - 自分の名前と関係なく、独自性のある名前を選ぶ
例:ごんちゃん
僕のハンドルネームは、これらの選択肢から1つを選びました。(具体的な選択はお伝えしません)
ちなみに、僕がオススメしないのは⑥です。
芸能人が芸名と本名を使い分けるように、ビジネスで特別な名前を使うのは問題ないですが、普段本名で生活している人には慣れるまで大変だと思います。
ブログ名の決め方2:案は1個に絞らず、思い付くだけ書き出す!
僕の場合、先輩のブロガーを参考にする方法で、特定のテーマを選べるだろうと考えていました。
しかし、それが甘かったことが分かりました。
次の章で説明する「競合がいないか調査しよう」のステップで、多くのアイデアが否定される現実に直面しました。
そのため、思いつく限りのアイデアを出し、それをフィルターにかける作業を何度も繰り返しました。
そこで、浮かんだ考えをどんどん書き出し、何度も試行錯誤を重ねることにしました。
実は、ダメな案と別のダメな案を組み合わせることで、予想もしなかった素晴らしいアイデアに変わることもあります。
ブログ名の決め方3:競合がいないか調査しよう
僕が一番難しいと感じたのは、「競合の調査」でした。
良いアイデアが浮かんで「これはイケる!」と思って検索すると、同じ名前のサイトが既に存在しているのです。
たった一つなら、勝ち抜くチャンスもあったかもしれないですが、複数の競合がいると…
諦めて、新たなアプローチを模索するしかありませんでした。
自分のブログ名が上位に表示されることが最低限必要なことですので、競合が少ないキーワードを選ぶことにしました。
恐らく、ブログ名で上位表示ができない場合、あなたのサイトに訪れるはずだったユーザーのうち、6~7割は途中で興味を失ってしまうでしょう。
僕は本業で、月間1,000万PV以上のウェブサイトのマーケティングを担当していますが、そのサイトのアクセス数の半数以上はサイト名(指定キーワード)で来ています。(Googleサーチコンソールで確認できます)
》サーチコンソール「検索結果のパフォーマンス」の見方と使い方を学ぶ【初心者でも安心】
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サーチコンソール「検索結果のパフォーマンス」の見方を学ぶ
来訪者のキーワードが見えない理由
かつてGoogle Analyticsを使うと、ユーザーがどのキーワードでウェブサイトに来たかがわかっていました。しかし、2011年の10月、Googleは変更を行いました。Googleアカウントでログインしているユーザーが検索すると、通常のページではなく、SSLを使った暗号化されたhttpsの通信で検索されるようになったのです。これにより、検索キーワードが見えなくなってしまったんです。さらに、Googleアカウントのユーザーが増え、今では僕のウェブサイトも、93%の訪問者がどのキーワードで来たのかが分からない状態です。画面には「not set」や「not provided」と表示されます。
しかし、たとえ7%しか見えなくても、その中の43%のユーザーがサイト名でアクセスしてきていることから、全体のキーワードが見えた場合、相当な数値だと思われます。
競合が激しい場合やSEOが効果的に行われ、1位の位置が安定している場合は、自分の戦略を見直す必要があると考えています。
ブログ名の決め方4:ブログ名を声に出したり書いたりしてみよう
「ブログ名を声に出したり書いたりしてみよう」は、人それぞれの感覚に基づいています。
新しいアイデアが思い浮かんだら、それを声に出してみるか、書いてみるのがおすすめです。
声に出してみることで、音としての印象や発音のしやすさ、視覚的な印象などを確かめられます。
特に、僕のオススメは4文字の名前です。
これは、覚えやすく印象に残りやすいためです。
これは意外にも、ブログ名を選ぶ際に考慮すべき重要な点となります。
もう少し具体的な理由が掲載されているサイトがありますので、参考にすると良いでしょう。
当ブログの名前は、「なおやま」という名前で4文字にしています。
これは意図的に選んだ4文字です。
しかし、この選択が完全に問題ないとはまだ断定していません。
なぜなら、NaoYama Blog(なおやまブログ)は2020年8月に始めたばかりの新しいブログで、まだ知名度が低いからです。
今、あなたが読んでいる以外にも、さまざまな人々に見てもらいながら、「頭に残らない」「覚えにくい」という意見が出るかもしれません。
もし「分かりにくい」という意見が多ければ、名前を再考することもあり得ます。
ただし、ドメインも既に取得しているため、重要な理由がなければ変更はしないと思いますが。
ブログ名の決め方5:見聞きしただけで、ブログの内容が想像できるか
最後に、今回の条件には含まれていなかったが、重要なポイントに触れておきます。
実は、最初からハンドルネームとブログ名を同じにすると決めていたので、このポイントは除外されました。
ただ、このポイントはとても重要だと思います。
説得力に欠けるかもしれませんが、言及する価値はあります。
例えば、「NaoYama Blog」と聞いて、どんなブログか想像できますか?
たぶん、ピンとこないでしょう。
でも、「最新のWEBデザイン丸わかりブログ」や「WEB集客必勝ブログ」ならどうですか?
このように、ブログ名だけで内容を想像し、訪問するかどうかを決めることがあります。
これが、「見聞きしただけでブログの内容が想像できるか」というポイントです。
ちなみに、NaoYama Blogではサブタイトルに「ただのブログを、お金を稼ぐブログへ!」という表現を使っています。
ブログ名の決め方6:短くシンプルにする
ブログ名を決めるときには、「短くシンプル」であることが多くの場合において重要です。
なぜなら、短いブログ名には以下の3つのメリットがあるからです。
- 読者が覚えやすく、親しみやすい
- ブランディングの効果が増す
- 汎用性が高い
読者が覚えやすく、親しみやすい
長いブログ名は、一度聞いただけでは覚えにくく、読者が再訪する際の障害になることがあります。
たとえば、「この前、偶然見つけたあのブログ、名前は何だったっけ」と迷うこともあるでしょう。
その点、短いブログ名は、「ブログ名を声に出したり書いたりしてみよう」でも説明しましたが、音のリズムや言葉の響きを活用して、印象に残りやすくなります。
ブランディングの効果が増す
短くて親しみやすいブログ名は、ブログの印象を強くします。
ブログ名から内容や雰囲気が伝わり、読者にそのイメージが定着しやすくなります。
汎用性が高い
短いブログ名は、内容やテーマが変わってもそのまま使えるため、便利です。
ブログのテーマが変わっても名前を変える必要がなく、読者を失うリスクを減らせます。
例:NaoYama Blogが今のテーマから、旅行ブログに変わっても、ブログ名を変える必要がないのです。
ブログ名の決め方7:テーマや内容がわかるワードを入れる
ブログ名にテーマや内容を示すワードを入れることで、読者がブログの内容をすぐに理解し、興味を持つきっかけになります。
ただし、ただ単にテーマを表す言葉を入れるだけでは効果が限られます。
効果的なブログ名にするためには、以下の点に注意する必要があります。
- 具体的なキーワードを使う
- ターゲット層を意識する
- トレンドを取り入れる
- ユニークな言葉を選ぶ
- 語呂合わせや韻を踏む
具体的なキーワードを使う
漠然としたキーワードではなく、ブログの内容を具体的に表すキーワードを使いましょう。
たとえば、「旅行ブログ」なら、「〇〇へ行こう!」や「〇〇の絶景スポット」など、具体的な場所や内容を表すキーワードを入れるのが効果的です。
ターゲット層を意識する
ブログのターゲット層を考えて、その層に響くキーワードを選びましょう。
たとえば、主婦向けのブログなら、「ママの〇〇」や「〇〇ライフ」が効果的です。
トレンドを取り入れる
最新のトレンドを取り入れることで、ブログの魅力をアップできます。
ただし、流行語や専門用語は使いすぎないように注意しましょう。
読者にとって難解な言葉となってしまい、覚えてもらえません。
ユニークな言葉を選ぶ
ありきたりな言葉ではなく、ユニークな言葉を使うことで、読者の興味を引くことができます。
ただし、奇抜すぎて意味がわからないような言葉は避けましょう。
語呂合わせや韻を踏む
語呂合わせや韻を踏むことで、ブログ名が覚えやすく、印象的になります。
ブログ名の決め方8:商標登録を確認する
ブログ名を決める際には、商標登録されていないか確認することが大切です。
特に企業が運営するブログは、この確認が重要です。
商標登録とは、商品やサービスの名称を独占的に使用できる権利です。
もし、すでに誰かが同じ商標を登録していた場合、ブログ名を変更せざるを得なくなるだけでなく、場合によっては損害賠償請求を受ける可能性もあります。
商標登録を確認する方法
商標登録の確認方法はいくつかあります。
特許庁の商標公報・電子商標公報で検索する
特許庁のサイトでは、商標公報・電子商標公報を無料で閲覧ができます。
商標公報・電子商標公報には、出願・登録された商標の情報が掲載されています。
商標調査サービスを利用する
弁理士などの専門家が提供する商標調査サービスを利用すれば、より詳細な調査が可能です。
費用はかかりますが、確実に商標登録を確認できます。
商標登録を確認する際の注意点
商標登録を確認する際には3つの注意すべきポイントがあります。
- 称呼(よびな)で検索する
- 類似商標も確認する
- 商標権の専門家に相談する
称呼(よびな)で検索する
商標公報・電子商標公報で検索する場合は、商標の称呼(よびな)で検索する必要があります。
称呼とは、商標の読み方のことです。
商標の図形だけでなく、称呼についても登録が可能です。
類似商標も確認する
商標登録を調べるときは、完全に一致する商標だけでなく、類似商標も確認する必要があります。
類似商標とは、消費者が混同するおそれのある商標のことです。
商標権の専門家に相談する
商標登録に関する法律は複雑ですので、不安な場合は商標権の専門家に相談することをおすすめします。
「ブログ名の決め方」のまとめ
今回ご紹介したブログ名の決め方は、実際に「NaoYama Blog」を始めるときに僕が採用した方法です。
名前を一から考えるよりも、これらの方法を使うと、すぐに決められると思います。
あなたが「最高のブログ名が決まりました!」と喜ぶ瞬間を、心から楽しみにしています。
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