
こんな疑問にお答えします
本記事の内容
- ブログで稼ぐための心理学(行動心理学)を紹介します
本記事の執筆者
あなたに質問があります。

答えは「行動」です。
人が動くと、お金も動くことになります。
例えば、
- 移動する場合には、「電車代」「タクシー代」
- 食べる場合には、「飲食代」
- 寝る場合には、「宿泊費」
- 住むためには、「家賃」「ローン」>
このように人は行動に伴い、何らかのお金を支払わなければなりません。
そのため、ブログの記事を書く際に、読者に行動を促す文章を書かなければいけません。
しかし、「〇〇〇をやってください」と書いても、思っている以上に読者は行動しません。
行動を促すための解決策として、その1つが「心理学」なのです。
この「心理学」は、正確には『行動心理学』と言います。
この心理学を用いることで、読者が簡単に行動してくれるようになります。
本記事で紹介する11個の心理学を知っていると、あなたのブログのライティング技術が飛躍的に向上します。
あなたの中の新しいライティングテクニックとして取り入れてもらえたら嬉しいです。
こんな方々には特に読んで欲しい記事になっています。
- アフィリエイト記事で成果をあげたい方
- 行動を促せる記事が書きたい方
- ブログのライティング力を磨きたい方
最後まで読んでいただくと、「心理学は思っていたよりも面白い!」「これなら読者を行動させられる」と感じていただけるでしょう。
目 次
- 1 ブログで稼ぐための心理学11選
- 2 カクテルパーティー効果とは
- 3 「カクテルパーティー効果」を使ってブログで稼ぐためには
- 4 バンドワゴン効果とは
- 5 「バンドワゴン効果」を使ってブログで稼ぐためには
- 6 スノップ効果とは
- 7 「スノップ効果」を使ってブログで稼ぐためには
- 8 ゴルディロックス効果(松竹梅の法則)とは
- 9 「ゴルディロックス効果(松竹梅の法則)」を使ってブログで稼ぐためには
- 10 決定回避(選択回避)の法則とは
- 11 「決定回避(選択回避)の法則」を使ってブログで稼ぐためには
- 12 返報性の原理とは
- 13 「返報性の原理」を使ってブログで稼ぐためには
- 14 ザイオンス効果とは
- 15 「ザイオンス効果」を使ってブログで稼ぐためには
- 16 ハロー効果とは
- 17 「ハロー効果」を使ってブログで稼ぐためには
- 18 カリギュラ効果とは
- 19 「カリギュラ効果」を使ってブログで稼ぐためには
- 20 アンカリング効果とは
- 21 「アンカリング効果」を使ってブログで稼ぐためには
- 22 ピーク・エンドの法則とは
- 23 「ピーク・エンドの法則」を使ってブログで稼ぐためには
- 24 まとめ:ブログで稼ぐための心理学11選
ブログで稼ぐための心理学11選
「心理学」という言葉を聞くと、「胡散臭い」とか「何だか怖い」とか「難しそう」というイメージがあるかもしれません。
しかし、実際は全然そんなことはありません。
過去に誰かのブログを読んで、ついつい何か商品を買ってしまった経験はありませんか?
それ、もしかしたら心理学が使われていたからかもしれません。
心理学は私たちの生活に自然に浸透しているんです。
だからこそ、心理学を理解しておいて損はないのです。
この記事では、ブログで稼ぐのに使える心理学を11個紹介します。
- カクテルパーティー効果
- バンドワゴン効果
- スノップ効果
- ゴルディロックス効果(松竹梅の法則)
- 決定回避(選択回避)の法則
- 返報性の原理
- ザイオンス効果
- ハロー効果
- カリギュラ効果
- アンカリング効果
- ピーク・エンドの法則
各テクニックについて、分かりやすく解説していきます。
カクテルパーティー効果とは
「カクテルパーティー効果」とは、脳が無意識に多くの音から必要な情報や重要な情報を選択的に取捨選択できる能力を指します。
【カクテルパーティ効果】
「30代男性のあなたへ」
「就職活動がうまくいかなくて悩んでいるあなたへ」
というような言葉を見たことがありませんか?
対象を絞ることで、そのコピーを見た人が「自分のことを言われている」と感じさせる効果があります。ブログの記事タイトルでも使えますよ。#ブログ pic.twitter.com/rG1KsXQZyh— なおやま@Webマーケお助けブロガー (@naoyama_san) May 8, 2021
この概念は、1953年にイギリスの認知心理学者、コリン・チェリーによって提唱され、音声の選択的聴取や選択的注意とも呼ばれています。
例えば、周りが騒がしい中でも自分の名前が呼ばれた時、その情報だけが強く意識される経験がありますよね?
これが「カクテルパーティー効果」です。
「カクテルパーティー効果」を使ってブログで稼ぐためには
あなたが書いた記事で、特に読んでほしい読者がいるでしょう。
特に読んでほしい人に対して、「あなたのために書いた記事ですよ」という訴求することが重要です。
そのため、「カクテルパーティー効果」を記事の中に取り入れるのではなく、記事を見る直前になる「記事のタイトル」に活用すると効果的です。
》絶対にクリックしたくなる記事タイトルの付け方37選(例文付き)
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絶対にクリックしたくなる記事タイトルの付け方37選(例文付き)
例えば、
ダイエットに関する記事なら、
【リバウンドに悩んでいる方必見】夏までに痩せられるダイエット法3選
ネット上にはダイエットに関するブログ記事が数えきれないほど存在します。
しかし、読者はどの記事が自分に適しているのか分からず、迷ってしまいます。
そこで、誰に向けて書いた記事なのかを具体的に示すことで、読者は「まさに今の私に向けた記事だわ。ちょっと読んでみようかしら」と思ってくれるのです。
他にも、
料理レシピに関する記事なら
4月から一人暮らしを始めた料理未経験者でも安心!絶対に失敗しない肉料理レシピ5選
ペットに関する記事なら
【ペットを飼ったことが無い人でも安心】家の中で飼えるペット6選
このように、特に読んでもらいたい人を絞り込んで記事のタイトルに盛り込むと良いでしょう。
「私のため感」があることで、読者は行動しやすくなります。
バンドワゴン効果とは
バンドワゴン効果とは、「流行りに乗る効果」として知られています。
この現象は、他の多くの人々が特定の行動や意見を支持しているという事実が、他の人々に影響を与え、その行動や意見を追随させる傾向を指します。
言い換えれば、周囲の人々が何かをしていることが、他の人たちにも影響を及ぼし、同じような行動を取るように誘導することです。
バンドワゴン効果は、アメリカの経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタインによって提唱されました。
- 「この飲みやすい青汁は、毎月10万人が注文しています」
- 「昨年だけで、50万枚売れたこちらの羽毛布団は…」
テレビの通販番組でよく耳にするフレーズにも見られるように、興味のない商品でも「多くの人が注文しているから、絶対に良い商品なんだろうな」というバンドワゴン効果が生じます。
また、街でたまたま行列ができているラーメン屋を見かけ、「こんなに並んでいるなら、美味しいラーメンが食べられるんだろうな」と思い、食べる予定ではなかったけれどもついつい並んでしまうことも、バンドワゴン効果の一例です。
「バンドワゴン効果」を使ってブログで稼ぐためには
ブログで「読者に特定の商品を購入してもらいたい」という時に、バンドワゴン効果は大いに役立ちます。
商品の良さをアピールするだけでは、読者の心に響かないことがあります。
その際に有効なのが、以下の2つの解決法です。
- ベネフィットを伝える
- バンドワゴン効果を利用する
「ベネフィットを伝える」は、【ベネフィットは大事】心を動かす言葉を書けば収益が増える話の記事で詳細を書いてありますのでご覧ください。
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【ベネフィットは大事】心を動かす言葉を書けば収益が増える話
バンドワゴン効果の例としましては、
- 5秒に1個売れている
- 累計100万個売れました
- 業界No.1
- 顧客満足度No.1
- 〇〇というテレビ番組でも紹介された
という言葉を使うと効果的です。
ただし、真実でない情報を提供することは避けましょう。
信頼性を損なう可能性があります。
さらに、SNSでインフルエンサーが「〇〇の商品は買って良かった」という内容をツイートしている場合は、同じ商品を紹介する際に、そのツイートを引用することも有効です。
こうすることで、あなたの記事を読んだ読者は、「あのインフルエンサーも愛用しているのか」という心理に影響され、読者はあなたの記事を通じて商品に興味を持ち、購入に至る可能性が高まるのです。
スノップ効果とは
バンドワゴン効果とは逆の効果を指します。
【スノップ効果】
「他人とは違うものが欲しい」
「他の人とはかぶりたくない」
という心理が働くので、
「今しか買うことができない」
「限定20名様だけが買うことができる」
という言葉を使うことで、購入意欲が生まれる効果があります。#ブログ #ブログ初心者 pic.twitter.com/rWEgWudljC— なおやま@Webマーケお助けブロガー (@naoyama_san) May 9, 2021
バンドワゴン効果は「多くの人が利用しているので、自分も利用したい」という効果でしたが、スノップ効果は、多くの人が持っていないもの、利用していないものに「希少性」「限定性」を感じる効果です。
最終的には「手に入れたい」「購入したい」という気持ちにする効果があります。
例えば、外食の際に、「1日10食限定」というメニューに心を引かれて、ついつい注文してしまったという経験はありませんか?
これがスノップ効果が働いている典型的な例です。
「スノップ効果」を使ってブログで稼ぐためには
売りたい商品が「希少性」「限定性」を持っている場合は、スノップ効果を活用しましょう。
- 【2025年1月限定】〇〇〇キャンペーン開催中!今すぐ応募!
- 【国内5台限定】フェラーリの限定車販売決定!
- 【1日あたり限定10杯】1杯3,000円で味わう、贅沢な塩ラーメンとは?
- 【有料会員限定】人気ブロガーの〇〇〇が、あなたの記事を添削してくれます。今すぐ登録!
このような記事タイトルにすることで、スノップ効果が働き、記事を読んでもらえる確率が上がるでしょう。
また記事の最後に、読者の肩をポンと叩いて、行動させたい時に、「購入は〇日まで」「今すぐ買わないと売れ切れるかもよ」という言葉を添えてあげることで、心を揺さぶり、行動してもらえるでしょう。
ゴルディロックス効果(松竹梅の法則)とは
この効果は、「ゴルディロックスと3匹のくま」という童話に由来しています。
この童話では、少女のゴルディロックスが、熊たちが残した3つの食事や椅子、ベッドを試して、どれも自分にちょうど良い適度なものを見つけるという物語が描かれています。
ゴルディロックス効果は、このように「適度な」ものが人にとって最も好ましいという考えを指します。
たとえば、商品の価格設定において、高すぎず安すぎず、ちょうど良い価格が消費者に好まれます。
3つの価格帯があった場合、人間は無意識に真ん中を選んでしまう傾向があります。
このことから、別名「松竹梅の法則」と言われています。
【松竹梅の法則】
営業担当がクライアントに見積もりの提案をする際に、松竹梅の3つの提案をすることがあります。大抵の場合には、お客さんは真ん中の竹プランを選ぶ心理が働きます。
あなたが一番売りたい商品は、真ん中に置きましょう。#ブログ #ブログ初心者 #ブログ初心者と繋がりたい pic.twitter.com/lirvRPERAy
— なおやま@Webマーケお助けブロガー (@naoyama_san) May 13, 2021
「松」の価格は高くて買えないけど、「梅」は安いけど、その分、何か制限があったりするので、良い塩梅の「竹」を選んでしまうのです。
また、食事の際にも、あまりに多すぎず少なすぎず、ちょうど適切な量や味が人々に満足感を与えることがあります。
サービスや商品を売る側は、このゴルディロックス効果を知っているので、3つの価格帯を設けることが多いのです。
「ゴルディロックス効果(松竹梅の法則)」を使ってブログで稼ぐためには
1つの記事で、販売している会社は異なりますが、同じような商品を比較する場合には、商品数は3つぐらいに絞ると良いでしょう。
そして、価格もできるだけ「高い商品」「真ん中の商品」「安い商品」という3種類に分けると良いのです。
そうすると、自然に「真ん中の商品」が売れます。
決定回避(選択回避)の法則とは
社会心理学者シーナ・アイエンガーが紹介した興味深い実験「ジャムの実験」があります。
この実験では、24種類のジャムと6種類のジャムを日を分けて売ったところ、6種類のジャムの方が売れる確率が高かったという結果が出ました。
【ジャムの法則】
6種類のジャムと24種類のジャムをどっちが売れるかの実験を行なった。24種類は、試食に来た3%の人が購入
6種類は、試食に来た30%の人が購入6種類のジャムを用意した場合のほうが、試食に来た人が購入した割合は10倍
あなたが売りたい商品、選択肢が多すぎないですか?#ブログ pic.twitter.com/gvTD0Dr8QK
— なおやま@Webマーケお助けブロガー (@naoyama_san) May 14, 2021
この実験が有名になり、「ジャムの法則」として知られるようになりました。
多くの選択肢を用意すれば、様々な人に買ってもらえると考えるかもしれませんが、実は逆です。
選択肢が多すぎると、人間は「どれを選ぶべきかわからない」と悩んでしまい、結局決められない(=買ってもらえない)状態に陥ってしまうのです。
ただし、「ジャムの法則」は必ずしも絶対的ではありません。
例えば、パン屋さんに行けば、数多くのパンが並んでいますが、お客さんは悩まずに自分の好みのパンを選んでいます。
サーティワンアイスクリームでは、常時30種類ほどのアイスが置いてありますが、お客さんは自分が食べたいアイスを選びます。
どちらの行動も、心の中では悩んでいるのかもしれませんが、サーティワンアイスクリームの店員は、並んでいるお客さんや悩んでいそうなお客さんには積極的に試食を提供しています。
試食した人は美味しいと分かり、それを注文している光景をよく見ます。
(返報性の原理にも関係します)
決定回避(選択回避)の法則が起こらないためにも、積極的に試食をさせることが、商品を売るための戦略なのかもしれません。(なおやまが勝手に思った意見です)
「決定回避(選択回避)の法則」を使ってブログで稼ぐためには
決定回避(選択回避)の法則は、ブログ内でも同じことが言えます。
1つの記事の中で多くの選択肢があると、読者は「どれを選べばいいのか分からない」という状態に陥ってしまい、結局決まらず「今度にしよう」「やっぱりやめよう」という結論になってしまいます。
ゴルディロックス効果(松竹梅の法則)ではありませんが、3つに選択肢を減らすか、もしくは多くの選択肢の中から「おすすめ」という形で、いくつかピックアップしてあげることで、読者の迷いを減らせます。
商品を多く並べて、「あとは、あなた(読者)が好きに選んでね」という記事にするのは絶対にやめましょう。
返報性の原理とは
有名ブロガーでもあるクニトミさんが
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こんなプレゼントの企画をしていました。
実は、このようなプレゼントの企画は、「返報性の原理」という心理を活用しています。
返報性の原理とは、他者から親切や好意を受けた場合に、お返しをしたくなるという心理のことを指します。
無料でこんなにプレゼントしてくれたなら、今度は自分から何かお返しをしたいという心理を使います。
クニトミさんは無料でこれだけのプレゼントを提供することで、読者は「何かお返しをしたい」という気持ちを生み出しているのです。
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「返報性の原理」を使ってブログで稼ぐためには
先ほど説明したように、返報性の原理を活用することはブログで稼ぐ上で有効な手段です。
もし、あなたの読者に(ブログの記事以外で)無料でプレゼントできるものがあるなら、積極的に取り組んでみるといいでしょう。
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ザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは、ある人物や事柄に繰り返し出会うことで、その対象への好感度や評価が高まる心理効果のことです。
ザイオンス効果はアメリカの心理学者ロバート・ザイオンスによって1968年に発表されました。
ザイオンス効果は、様々な場面で応用されています。
例えば、仕事のシーンでは、営業マンがまだ取引していないお客さんと頻繁に会ったり、電話でコミュニケーションをとることで、お客さんが営業マンを信頼し、結果的に取引が成立することがあります。
同様に、恋愛においても、好きな相手に近づくために会う機会を増やし、電話での対話回数を増やすことで、相手に好意を寄せられることがあります。
これらのケースには、実はザイオンス効果が関わっているのです。
僕の経験で言えば、3年前は日産の車に乗っていました。
当時、車の調子も良く、新しい車を購入する必要を感じていませんでした。
しかし、トヨタの営業担当者が頻繁に訪れ、新車のカタログを置いていったり、車の点検を無料で行ってくれたりするサービスを提供してくれました。
ある時、日産の車のエアコンが故障し、修理に10万円もかかると言われたこともあり、長く乗っていた車を乗り換えることになりました。
その結果、選んだ車はヤリスクロスで、トヨタの車でした。
トヨタの営業の方との接触の多さが、無意識に僕の選択に影響を与えていたのだと思います。
「ザイオンス効果」を使ってブログで稼ぐためには
読者との接触回数を増やすためには、いくつかの考慮すべきポイントがあります。
例えば、様々なキーワードを活用してブログを上位表示させ、読者がブログを訪れる回数を増やすことは、ザイオンス効果の一つです。
YouTubeで情報発信し、その後ブログへ誘導する方法も効果的です。
さらに、TikTokでショート動画を発信し、YouTubeで長編動画を提供して、最終的にはブログへ誘導する戦略も有効です。
重要なのは、1人の読者が複数回あなたとの接触を経験できるように工夫することです。
ブログ以外にも、InstagramやX(旧Twitter)、YouTube、TikTokなど、さまざまなプラットフォームで情報を発信することが大切です。
ただし、手広く運営しすぎると時間的な負担が増え、フォロワーの増加につながらない可能性も考えられます。
そのため、自分ができるキャパや効率を考慮し、適切な運営方法を見つけていくことが重要です。
ハロー効果とは
ハロー効果は、特定の対象を評価する際に、その一部の特徴に引き寄せられ、全体の評価が影響を受ける現象を指します。
【ハロー効果】
その商品ではなく、その商品の後ろにある権威性で行動してしまう効果。
例えば、好感度が高い芸能人をCMに使うことで商品が売れたりするのも、この効果です。
権威ある方が後ろについてくれると、あなたの株が上がるかもです。#ブログ #ブログ初心者— なおやま@Webマーケお助けブロガー (@naoyama_san) May 9, 2021
この効果は、アメリカの社会心理学者であるエドワード・L・ソーンダイクによって提唱されました。
また、この現象は日常生活でも頻繁に見受けられます。
例えば、ビシッとスーツを着こなした人を見た時に、「この人は仕事ができる方なんだろうな」と勝手に評価したり、「あの芸能人も使っている商品であれば、良い商品なんだろうな」と思ったことはあるでしょう。
これらもハロー効果が働いている典型的な例です。
「人は見た目が大事」という言葉がありますが、実際にこのハロー効果とも深い関連があるのです。
「ハロー効果」を使ってブログで稼ぐためには
ブログでハロー効果を生かす方法は、権威をアピールすることです。
読者があなたのブログを訪れた際に、あなたが「〇〇〇に詳しい人」であると感じるような印象を与えることで、読者はブログの記事に興味を持ちながら読み進めてくれるでしょう。
具体的には、以下のような手法が考えられます。
- アフィリエイトの収益で毎月〇〇万円を超えていることを示す
- 毎月のアクセス数が〇〇万PVを超えていることを示す
- ASPのコンクールで〇〇賞を受賞したことを示す
- SNSの総フォロワー数が〇〇万人であることを示す
- 〇〇という会社で勤めていたことがある
- △△△という出版社より「〇〇」という本を出している
これらのポイントを強調することで、読者があなたを「スゴイ」と評価してもらえます。
その結果、読者たちの頭の中でポジティブなハロー効果が生まれ、ブログの記事に興味を持ちながら読み進めてくれるのです。
特に、ブログ内で最もハロー効果が効果的に働くのは、記事の冒頭部分です。
リード文にこれらの要素をうまく盛り込むことで、読者を引き込む魅力的なブログ記事を執筆ができるでしょう。
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基礎から学べるブログのリード文の書き方講座【例文付き】
カリギュラ効果とは
カリギュラ効果は、もともとの概念はフランスの哲学者・社会学者であるミシェル・フーコーによって提唱されました。
カリギュラ効果は、「やってはいけないよ」と言われると、逆に興味を持ってしまい、逆の行動に走るという心理を指します。
- 「〇〇の人は絶対に見てはいけません!」
- 「絶対にクリックしないでください」
- 「〇〇に興味がない人はこのメールは開かないでください」
と書かれていると、人はついついそれに興味を持ってしまうのです。
ちなみに、この「カリギュラ」というのは、1980年の映画『カリギュラ』に由来しています。
この映画の内容があまりにも過激だったために、一部の地域で上映禁止になったことで、かえって世間の話題になったことから、この名前が使われています。
「カリギュラ効果」を使ってブログで稼ぐためには
「〇〇〇以外の人はこの記事を見ないでください」という言葉を記事のタイトルに付けることで、逆に見たくなる読者が増える効果的な手法です。
ただし、一方で、自分には関係なさそうと思われてしまい、記事をスルーされるリスクもあるので、その点を忘れないでください。
カリギュラ効果について、マナブさんも触れていますので、ご覧ください。
アンカリング効果とは
例えば、「この車は本来であれば200万円ですが、今日契約された場合には100万円でお売りします」と言われたら、「安い!買いたい!」と思わないでしょうか?
この現象は、最初に与えられた数字(例で言うと「200万円」)を基準に考えてしまうことで、その後に提示された数字(例で言うと「100万円」)への認識が異なるというアンカリング効果です。
アンカリング効果が出てくるシーンは、以下の通りです。
営業のシーン
見積書を作る時に「特別お値引き」という言葉を使うことでお得になったことを演出する。
遅刻のシーン
遅刻しそうな時に、本来であれば30分遅れだが、相手には「1時間程遅れそう」と伝え、実際に到着した時には30分の遅れなので、相手側は「早く来てくれた」とポジティブに思ってもらえる。
「アンカリング効果」を使ってブログで稼ぐためには
紹介しているアフィリエイトの案件で値引きがある場合は、値引き前と値引き後の価格を出すと効果的です。
これはいわゆる二重価格表記という手法です。
値引きが期間限定であれば、「スノップ効果」も期待できます。
ピーク・エンドの法則とは
ピーク・エンドの法則は、ある体験やイベントを評価する際に、その体験の最高点(ピーク)と終わり(エンド)の部分が最も印象に残るとする考え方です。
この理論は心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏によって提唱されました。
例えば、有名なラーメン屋に行ったとします。
多くのお客さんがお店の前に並んでいましたが、あなたはそのラーメンをどうしても食べたいがために、真夏の暑い中、30分の行列に並びました。
やっとのことで、お店に入り、人気No.1の味噌ラーメンを注文し、10分程でラーメンが運ばれてきました。
そして食べたラーメンが、自分が食べたラーメン史上、一番の美味しさで度肝を抜かれた。
そして余ったスープに、新潟産のコシヒカリのお米を入れたおじやも最高で、一度で二度美味しい体験ができました。
ピーク・エンドの法則に当てはめると、ラーメンの美味しさがピークであり、エンドはおじやを食べたことであるので、この体験は記憶にずっと残るでしょう。
しかし、暑い中30分の行列に並んだことは、おそらくあなたの記憶から忘れ去られてしまうでしょう。
これがピーク・エンドの法則なのです。
「ピーク・エンドの法則」を使ってブログで稼ぐためには
ブログの記事を作る時には、まずは記事の構成を考えましょう。
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ブログの記事構成を作り方【記事の良し悪しは構成で決まる】
その構成を見て、ピークがどこになるか、文章を書かなくても想定できるでしょう。
ピークのところで、あなたが売りたい商品の価格や通常価格を提示します。
そして最後に、商品の良さをもう一度アピールし、その記事は終了となるかと思いますが、その最後で値引き価格を提示しましょう。
できれば「期間限定」であったり、自分のブログ経由で注文すると「特別価格で購入できる」というのを示すと効果的です。
「ピーク・エンドの法則」に則れば、読者は通常価格と特別価格の両方が頭にインプットされることになります。
アンカリング効果と重なり、商品を購入してくれる可能性が高くなるのです。
まとめ:ブログで稼ぐための心理学11選
本記事を簡単にまとめると…
本記事のまとめ
ブログで稼ぐための心理学11選
- カクテルパーティー効果
- バンドワゴン効果
- スノップ効果
- ゴルディロックス効果(松竹梅の法則)
- 決定回避(選択回避)の法則
- 返報性の原理
- ザイオンス効果
- ハロー効果
- カリギュラ効果
- アンカリング効果
- ピーク・エンドの法則
ブログで稼ぐための11つの行動心理学について紹介しました。
もしかしたら、あなたも知らず識らずのうちに、これらの行動心理学によって行動していたことはありませんか?
行動心理学は、魔法のように、人の心を揺さぶり、行動させられるのです。
明日から書く記事には、11つのうち1つでもいいので取り入れてみてください。
そうすることで、面白い結果が生まれるかもしれません。