こんな疑問にお答えします
本記事の内容
- ブログ記事の書き方テンプレートのメリット
- テンプレートは「リード文」「本文」「まとめ」の3つのパートから構成されている
- ブログ記事の書き方を教えます
- ブログを書く前にやるべきこと
- ブログを書き終えてからやるべきこと
本記事の執筆者
アメリカで有名な宣伝と広告のプロであり、通販事業で伝説を築いたジョセフ・シュガーマンの金言があります。
2行目の最大の目的は 3行目以降を読ませること
続きを読みたいと思わせるような文章を書くことが大切だと説いています。
この考え方はブログでも当てはまります。
もし読者が途中で記事に興味を失ってしまったら、ブログの目的は達成しません。
読者が途中で興味を失わないように、最後まで読まれることが大切なのです。
最後まで読まれると、
- ページの滞在時間が長くなる
- 他の記事も読んでもらえる
- 結果として、SEOの評価が向上する
これらのメリットを得るためには、一行一行の文章を丁寧に書かなければなりません。
そこで、NaoYama Blogでも採用しているブログの書き方テンプレートを特別にご紹介します。
常にこの考え方を心に留め、長年の研究と実践を経て、ブログ執筆のテンプレートを作成しました。
特に以下の方々にとって役立つ記事になっています。
- ページの滞在時間が短い人
- 記事の書き方に自信がない人
- 記事作成に時間がかかってしまう人
- 現在のテンプレートに満足できていない人
このテンプレートを使えば、記事作成がもっと楽しくなり、読者の満足度も上がり、SEOの評価も向上するでしょう。
記事を書くことが、明日からさらに楽しくなります。
目 次
ブログ記事の書き方テンプレートのメリット
ブログ記事をテンプレートにすると3つのメリットが生まれます。
- ゼロから記事構成を考えなくていい
- 読者が読みやすい
- チームでのブログ運営がしやすくなる
ゼロから記事構成を考えなくていい
毎日の記事更新を目指す方にとって、毎回ゼロから記事の構成から作成するのは大変です。
-
ブログの記事構成を作り方【記事の良し悪しは構成で決まる】
時間もかかりますし、ペースを保つのも大変です。
しかし、テンプレートを使えば、作業が早くなります。
その結果、記事の更新頻度を高めるメリットがあります。
-
ブログの更新頻度がSEOに与える効果とは?
目標を実現するためには、この方法が役立つでしょう。
読者が読みやすくなる
ブログを読む方法は人によってさまざまです。
- 記事の冒頭を読んで、最後まで読むかどうかを決める
- 最初に「まとめ」を読み、自分が欲しい答えがあるかどうかを確認する
ブログの読み方は人それぞれですので、頭から最後まできちんと読むという人もいるでしょう。
僕は、答えを早く知りたい性格なので、結論を先に確認した上で本文を読みます。
ですから、本記事で紹介するようなテンプレートになっていない記事の場合、僕のような人間はストレスを感じ、ブログから離れてしまうかもしれません。
テンプレートに沿っていれば、内容を理解しやすくなりますし、欲しい情報も見つけやすくなります。
他の記事を読んでも、欲しい答えが見つけやすくなり、読了率も上がります。
読了率が上がると、ブログの滞在時間も延び、その結果、SEOにもプラスの効果をもたらせるのです。
チームでのブログ運営がしやすくなる
個人のブログで複数人で運営することは少ないと思いますが、企業のような場合にはチームを組んでブログを運営することがあります。
例えば、複数人のライターでブログを運営する場合、テンプレートを使用することで記事の統一性を保つことができます。
そのため、チームでのブログ運営が効率化されます。
ブログの書き方テンプレートは「3つのパート」から成り立つ
ブログ記事は3つの構成から成り立っています。
- リード文
- 本文
- まとめ
先にテンプレートをお見せします。
パート別に解説していきます。
2024年5月19日時点で、NaoYama Blogにて採用しています。このテンプレートは、常に見直しを行い、より良いものへと更新しています。この記事も、新しいテンプレートに合わせて更新を続けます。だから、ブックマークしておくと便利ですよ。
ブログの書き方テンプレート:リード文
「リード文」の役割は、訪れた読者を本文へと誘うことです。
読者が途中で記事を離れないように心がけることが重要です。
たとえ記事に有益な情報が含まれていても、「リード文」で『これは自分には必要ない』と感じてしまったら、読者は本文まで読み進めることはありません。。
この問題を避けるためには、次の点を「リード文」で読者に伝えましょう。
- 読者の悩みを共感する
- この記事がどのようにして悩みを解決するかを伝える
- どんな人にとって役立つのか、アピールポイントを明示
- 解決方法について触れる
- 結論を書きつつ、記事の内容の概要を伝える
- 特に対象とする読者を指定する
- 読了後に読者が得られるメリットとベネフィットを伝える
これらの点を押さえることで、読者の興味を引き、最後まで記事を読んでもらえるようになります。
読者の悩みを共感する
読者が抱える問題に共感し、彼らが関心を持つ内容を提供するのが重要です。
そうすることで、「この記事が私の問題を解決してくれるかもしれない」と思わせることができます。
結果として、記事を最後まで読む人が増えるでしょう。
この記事がどのようにして悩みを解決するかを伝える
読者の悩みを解決することができる点を明示しましょう。
解決方法を簡潔に説明しましょう。
どんな人にとって役立つのか、アピールポイントを明示
Xで役立つポストを見つけたら、あなたは次にどのような行動を取りますか?
おそらく、そのポストの投稿者のプロフィールを確認するでしょう。
プロフィールを見る時間は数秒程度だと思いますが、その投稿者の情報を手に入れようとしているはずです。
- 「この人はどんな人なんだろう?」
- 「この人のポストは信頼できるのか?」
- 「この人はその分野の専門家なのか?」
- 「何か実績を持った人なのか?」
といったことを考えながら、フォローするかどうかを判断することでしょう。
これは、ブログでも同じです。
あなた自身も自己紹介や実績をアピールしましょう。
アピールすることで、記事の内容に説得力が増します。
しかし、長過ぎる紹介文は避けましょう。
読者を文章に引き込む「リード文」では、プロフィールを詳しく説明する必要はありません。
記事の一番下にプロフィールを掲載する場合、自己紹介ページへのリンクを設置するのはOKです。
ただし、目的は読者にあなたのプロフィールを見てもらうことではないので、リード文においては、自己紹介ページへのリンクは必要ありません。
「読者を本文に引き込むことが目的」が達成できず、読んでもらいたい記事から離脱されてしまうリスクがあるからです。
- 何か賞を受賞した経験がある
- 特定の資格を取得している
- ブログでの最高収益額
- ブログのアクセス数
- ブログの運営歴
- SNSのフォロワー数
上記のような要素を記述できれば素晴らしいですが、難しい場合は、自分が特に研究していることや、得意分野に関連することを書くことも有効です。
自分自身にとって自慢できることでなくても、他人から見れば価値ある情報かもしれません。
もしプロフィールに書けることが思いつかない場合には、自己分析をしてみて、自分の強みを見つける時間を作ってみてください。
解決方法について触れる
なぜ読者の悩みを解決できるのか、その理由を書きましょう。
このときに大切なのは、読者の共感を得ることです。
- 僕もかつて同じような苦しみを経験しました。
- 僕もあなたと同じ時期、解決策が見つからずに困り果てていました。
このような表現を用いることで、読者が共感しやすくなります。
読者は、自分と同じ問題を乗り越え、解決策を見つけ出したことで、悩みが解消されると感じるようになります。
このような文章がなければ、読者は「この人には特別な力があるのだ」と考え、あなたを手の届かない存在と見なすかもしれません。
そうなると、読者との間に距離ができてしまいます。
そこで、僕たちの温度差を縮めるために、共感が生まれる言葉を加えることが大切なのです。
結論を書きつつ、記事の内容の概要を伝える
記事の結論を読者に伝えましょう。
文章の書き方には、「起承転結」という構成があります。
結論をまとめる段階、つまり結で「結論を示す」方法があります。
もし、四コマ漫画のように直接結論にたどり着く話であれば、最後に結論を持ってくることもできますが、ブログは違います。
ブログの場合、結論を最後にしてしまうと読者は「早く結論が知りたいのに……」と思い、途中で離脱されてしまう可能性があります。
そのため、読者の離脱を防ぐために、最初に結論を述べてしまうのです。
仕事の中で、上司に何か説明する機会があった時には、結論を先に伝え、具体的な内容は後から説明するという手法がありますが、それと同じ考え方です。
リード文の中では、結論を伝え、「具体的な説明や理由は本文で詳しく説明しますよ」というように、記事の概要を伝えるだけで十分です。
特に対象とする読者を指定する
「カクテルパーティ効果」を使ったテクニックを紹介します。
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ブログで稼ぐための心理学11選!人の心を揺さぶる効果的なライティング術とは?
この方法は行動心理学の一部で、文章を読んでほしい対象者に焦点を当て、彼らにメッセージを強調するものです。
文章中で特に注目すべき対象者を選び、彼らに向けたメッセージを際立たせることがポイントです。
読了後に読者が得られるメリットとベネフィットを伝える
記事を読んだ読者はどのようになるかを伝えましょう。
伝える内容は、単なるメリットではなく、ベネフィットを重視することが重要。
「メリット」とは、商品の魅力や特長のことで、「ベネフィット」は、その商品を手に入れることでどのように変わるか、何を得るかを示します。
「ベネフィット」については、【ベネフィットは大事】心を動かす言葉を書けば収益が増える話で、詳しく解説しています。
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【ベネフィットは大事】心を動かす言葉を書けば収益が増える話
「ベネフィット」を伝えることによって、読者は自分の生活にポジティブな変化が訪れることをイメージしやすくなり、「もっと知りたい」と思い、本文を読み進める気持ちが強くなります。。
以上が、「リード文」です。
読者が本文に引き込まれるイメージが湧きましたでしょうか?
もう少し「リード文」について勉強してみたい方は、基礎から学べるブログのリード文の書き方講座【例文付き】をご覧ください。
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基礎から学べるブログのリード文の書き方講座【例文付き】
ブログの書き方テンプレート:本文編
文章を書く際には、さまざまな形を取り入れることが大切です。
僕は特に、以下の3つの形をよく使います。
- PREP法
- PASONAの法則
- 型にとらわれず自由に書く方法
確かに、独自の形を生み出すことも可能です。しかし、歴史を通じて多くの人が様々な試みを重ね、効果が証明された形を活用するほうが、より効果的であることが多いです。
当然、これ以外にも効果的な型は数多く存在します。
今回は、使いやすく効果的であると特に評価されているPREP法とPASONAの法則に焦点を当ててご紹介します。
もし、他にも多くの型に興味がある場合は、【セールスライティング】8つの型で商品が驚くほど売れる方法(例文とコツ付き)の記事をご覧ください。
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【セールスライティング】8つの型で商品が驚くほど売れる方法(例文とコツ付き)
PREP法
PREP法を用いると、意見や考えを効果的に伝えられます。
PREP法とは、文章を以下の順序で作る方法です。
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:実例・具体例
- Point:結論
PREP法を使うと、以下のような文章になります。
- 結論を先に伝える
- 大事な結論を2回読者に伝えられる
仕事に関する話をするとき、相手が理由だけを長々と説明してきて、「それで、結論は何?」と思ったことがありませんか?
文章においても同じことが言えます。
結論を最初に伝えることで、読者はその後の理由を理解しやすくなります。
また、話しがうまい人は、大事なことを必ず複数回伝えます。
話す側からすると、「2回も言わなくてもいいのに」と感じるかもしれませんが、聞く側からすると、2回言われることで情報がより確実に記憶に残るのです。
この方法をイメージしやすくするために、以下の例文をご覧ください。
家での仕事において、デュアルディスプレイ(デュアルモニター)が欠かせません。
【理由】
デュアルモニターが不可欠な理由は3つあります。
(1)画面切り替えの手間が不要だから
(2)一方で仕事、一方で動画閲覧ができるから
(3)Zoomで会話している時に、別ファイルを開くと、相手の顔が見えなくなるから
【実例・具体例】
それぞれの理由について説明していきます。
1つ目の理由:画面切り替えの手間が不要だから
画面切り替えをしながらWebサイトを閲覧しながらExcelで作業するのは手間がかかります。デュアルディスプレイを使用すれば、ブラウザをAの画面に表示し、ExcelをBの画面に表示でき、ブラウザを開いたままでExcelで作業できてしまいます。
2つ目の理由:一方で仕事、一方で動画閲覧ができるから
YouTubeを見ながら仕事や勉強を進めたい場合があります。デュアルディスプレイを使用すれば、Aの画面でYouTubeを表示し、Bの画面で仕事に関連するアプリケーションを使い、両方を同時に行えます。
3つ目の理由:Zoomで会話している時に、別ファイルを開くと、相手の顔が見えなくなるから
ZoomやGoogle Meetで打ち合わせ中に別のファイルを開く必要があることはよくありますが、別ファイルを開くと相手の顔が見えなくなるのが問題です。デュアルディスプレイを使用すれば、この問題を回避できます。
【結論】
デュアルディスプレイは仕事の効率化に不可欠なアイテムです。
このような順番で文章を作ると、以下のメリットがあります。
- 読者の記憶に定着しやすくなる
- 説得力がアップする
何か相手に主張したい時には、ぜひPREP法を試してみてください。
なお、ブログに落とし込むと以下のようになります。
<h2>デュアルディスプレイを利用するシーン</h2>
家で仕事するならデュアルディスプレイは必須です。
デュアルモニターが必須な理由を3つ紹介します。
(1)イチイチ画面を切り替える必要がないから
(2)一方で仕事、一方で動画閲覧ができるから
(3)Zoomで会話している時に、別ファイルを開くと、相手の顔が見えなくなるから
それぞれの理由について説明していきます。
<h3>イチイチ画面を切り替える必要がないから</h3>
Webサイトを見ながらExcelで作業をしなければならない場合、ブラウザとExcelを行き来するのは面倒ですよね。デュアルディスプレイを使用すれば、ブラウザをAの画面に表示し、ExcelをBの画面に表示しておけば、ブラウザの画面を開いたままでExcelで作業ができます。
<h3>一方で仕事、一方で動画閲覧ができるから</h3>
1つ目の理由と似ていますが、仕事をしながらYouTubeを見たり、勉強したりしたい場合はありませんか?YouTubeの画面を常に表示したままにしたいのに、仕事の画面を開くと見えなくなってイライラします。そのような場合、Aの画面でYouTubeを表示し、Bの画面で仕事に関連するアプリケーションを立ち上げて、横目で仕事をしながらYouTubeを見ることができます。
<h3>Zoomで会話している時に、別ファイルを開くと、相手の顔が見えなくなるから</h3>
ZoomやGoogle Meetで打ち合わせをしている最中に、別のファイルを開く機会はありませんか?別のファイルを開くと相手の顔が見えなくなってしまうと困りますよね。デュアルディスプレイを使用すれば、そのような問題は解消されます。
<h2>まとめ(デュアルディスプレイが仕事の効率化向上する)</h2>
デュアルディスプレイは仕事の効率化に不可欠なアイテムです。
今すぐ近くの電気店に行ってみてください!
以上がPREP法を使った文章作成の例です。ご参考にしてください。
PASONAの法則
PASONAの原則は、商品を売るときに役立つセールスライティングの方法です。
PASONAの法則は、マーケターの神田昌典氏(@MasanoriKanda)によって提唱されました。
- Problem:問題
- Agitation:煽(あお)り・共感
- Solution:解決策
- Narrowing Down:絞込み
- Action:行動
「PASONAの法則」の概要は以下の通りです。
- 問題(Problem)を明確に提起します。ユーザーが直面する悩みや課題に注目します。
- その問題に対する不安や危機感を煽り(Agitation)、共感を生み出します。
- 自分たちの商品やサービスがどのようにその問題を解決(Solution)できるかを説明します。
- 絞り込み(Narrowing Down)を行います。商品やサービスの特徴を強調し、限定性をアピールします。
- 最後に行動(Action)を促します。ユーザーに商品を購入するように誘導します。
具体例を挙げて説明します。
【問題】
ニキビにお困りではありませんか?
【煽り・共感】
実は、ニキビは病気であり、手を出すと痕が残り、大人になっても美しい肌を取り戻すのは難しいです。将来、悩むことになりますよ。
【解決策】
そこで、朝1回塗るだけで効果がある特別なニキビ薬を紹介します。
【絞込み】
この薬は全世界で愛用されており、在庫はわずかでです。もしかしたら、1時間後に再度このWebサイトを訪れた時には売り切れているかもしれません。
【行動】
もし現在ニキビに悩んでいるなら、今買うしかありません。
「PASONAの法則」は、ブログやランディングページ、テレビ通販など、さまざまな場所で利用されています。
魔法のようなライティング手法であるため、気が付いたら購入手続きをしている自分がいることに驚かされるでしょう。
新・PASONAの法則
前の章では、「PASONAの法則」について説明しましたが、ここではその進化版「新・PASONAの法則」を紹介します。
- Problem:問題
- Affinity:親近感
- Solution:解決策
- Offer:提案
- Narrowing Down:絞込み
- Action:行動
「PASONAの法則」の改定版には2つの大きな変更点があります。
かつて神田氏が「PASONAの法則」を提案した際、多くの人が「ユーザーや購入者の不安や恐怖を煽る」と感じました。
不安感を煽ることは悪いことではありませんが、長期的なお客様との関係を築く際には、デメリットの方が大きいという問題が生じました。
そのため、神田氏は誤解を解消するために、Agitation(刺激)からAffinity(親近感)への変更しました。
また、「新・PASONAの法則」に合わせて、So(Solution)だった部分をS(Solution)とO(Offer)に分け、新たに「提案」を加えることで理解を深め、より良い流れへと導きました。
商品を魅力的に伝えたいなら、「PASONAの法則」または「新・PASONAの法則」に基づいて文章を作成してみてください。
これにより、より多くの成果を期待できます。
ブログの書き方テンプレート:まとめ編
・文章の初めを読んで、そのブログを最後まで読むかどうかを決める
・最初に「まとめ」を読んで、自分が求めている答えがあるかどうかを確認する
僕のような読み方をする場合、本来「まとめ編」になるはずが「リード編」となってしまうことがあります。
その場合、ここを適当に書いてしまったら、本文には進まないことになります。
「まとめ編」もきちんと、読者に伝えるべきことは伝える必要があります。
「まとめ編」には3つの重要なポイントがあります。
- 記事の内容を箇条書きで簡潔にまとめる
- 記事を読み終えた後、読者に促したいアクションを伝える
- 関連記事を紹介する
》ブログの「まとめ」の書き方講座【注意すべき点と効果的な書き方とは】
-
ブログの「まとめ」の書き方講座【注意すべき点と効果的な書き方とは】
記事の内容を箇条書きで簡潔にまとめる
「本文」を読んだ方には、詳しい説明を重ねる必要はありません。
要点を簡潔に伝えましょう。
読者は、同じ内容が何度も記されていると、それが重要だと認識するものです。
さらに、このやり方は情報を整えるのにも助けになります。
記事を読み終えた後、読者に促したいアクションを伝える
読者の悩みを解決したなら、次の行動を読者に伝えましょう。
解決できたこと、学んだことをしっかり身に付けるには、実践に移すことが重要です。
本記事の場合、以下のようになります。
今回ご紹介したテンプレートを使って、早速明日から書くブログに取り入れてみましょう。
こんな感じです。
関連記事を紹介する
「まとめ編」とは関係ないですが、ここまで読んでくれたあなたに2つのアクションをお願いしたいことがあります。
- ブログを閉じないでいてほしい
- 別の記事に目を通してもらいたい
ブログを運営する僕としては、訪れてくれた読者には、他の記事にも目を通してもらいたいのです。
その目的を達成するためには、関連する記事を提示することが効果的です。
もちろん、もし目的としている教材の案内やLINE公式アカウントへの登録を促す場合は、そちらに誘導することも可能です。
読者がブログから離れずに滞在してもらえるよう工夫しましょう。
これでブログの執筆ガイドの紹介を終えますが、記事を書き始める前と書き終わった後に行うべき、それぞれ3つと4つのステップについても触れておきたいと思います。これらは、記事の質を高めるために役立つポイントです。もう少しの間、お付き合いください。
ブログを書く前にやるべきこと3つ
いきなりブログを書き始めるのはおすすめしません。
Googleから多くの訪問者を引きつけたい場合は、SEOを行う必要があります。
》【完全保存版】SEO対策は何をすればいい?2024年最新SEOガイド
-
【完全保存版】SEO対策は何をすればいい?2024年最新SEOガイド
そのためには、以下の3つのステップがあります。
- 上位表示させたいキーワードを決める
- そのキーワードを使って検索する理由、つまり検索の意図を理解する
- 記事の構成を決める
それぞれを詳しく解説していきます。
上位表示させたいキーワードを決める
最初に、キーワードの選定が必要です。
面白い記事を書けたとしても、キーワードが適切でなければ、検索エンジンからのアクセス数は増えません。
このような事態を避けるために、検索ボリュームがあり、競合が少ないキーワードを見つけることから始めましょう。
まず、【ブログのキーワード選定を伝授】初心者でも分かりやすく解説をご覧ください。
-
【ブログのキーワード選定を伝授】初心者でも分かりやすく解説
次に、お宝キーワードの見つけ方について詳しく解説しているロングテールキーワードの賢い探し方【探していたヒントがここに!】も参考にしてください。
-
ロングテールキーワードの賢い探し方【探していたヒントがここに!】
そのキーワードを使って検索する理由、つまり検索の意図を理解する
キーワードを決めたら、ユーザーがそれを検索する時に何を探しているかを理解することが大切です。
この理解を深める方法は3つあります
- Yahoo知恵袋でそのキーワードを検索してみる
- Googleでそのキーワードを検索し、上位10サイトの記事を把握する
- ChatGPTで調べる
Yahoo知恵袋は、多くの人が自分の疑問や困りごとを共有する場所です。
そこでの質問から、キーワードに関連する人々の悩みがよくわかります。
その悩みに対する自分なりの答えを記事に盛り込んでみてください。
次に、Googleでそのキーワードを検索し、上位10サイトの記事を把握することです。
Googleはユーザーが入力したキーワードに最も適したWebサイトを見つけ、適切な答えを提供しています。
どんなキーワードでも、常に最適な答えを提供してくれます。
現在上位表示されているサイトは、検索キーワードに非常に関連が深いと考えられます。これらの情報を把握することで、読者が何を知りたがっているかのヒントを得ることができます。
さらにGoogleに好意を持たれるためには、上位表示されているサイトとは異なる情報も盛り込むことで、記事の網羅性を高めることができます。
最後に、ChatGPTを利用してキーワードを調べているユーザーの意図を確認するようにしましょう。
- Yahoo知恵袋でそのキーワードを検索してみる
- Googleでそのキーワードを検索し、上位10サイトの記事を把握する
- ChatGPTで調べる
3つの作業を忘れずに行ってください。
記事の構成を決める
記事の構成を考えずに書くと、話が散漫になったり、矛盾が生じたり、読者に信頼されないという評価を受けることになります。
ですので、まずは記事の構成を考えましょう。
記事の構成が決まれば、記事の執筆は簡単です。
記事の構成については、ブログの記事構成を作り方【記事の良し悪しは構成で決まる】の記事をご覧ください。
-
ブログの記事構成を作り方【記事の良し悪しは構成で決まる】
ブログの記事を書き終えてからやるべきこと4つ
記事が完成したら、公開までに4つの重要なステップがあります。
- 書いた記事のチェック
- 記事タイトルを決める
- アイキャッチ画像を決める
- メタディスクリプションを決める
それぞれ解説します。
書いた原稿のチェック
僕の場合、書いた原稿のチェックは3つの方法で行っています。
- 音読する
- 校正ツールでチェックする
- 別のデバイスでチェック
》文章の質を磨く校正ツールの紹介【校正の基礎も学びましょう】
-
文章の質を磨く校正ツールの紹介【校正の基礎も学びましょう】
音読する
黙読だと、自分が書いた記事であるため、言葉の使い方のミスに気づかず、正しいと思い込んでしまうことがあります。
しかし、音読をすると、一字一句間違いなく読もうとするため、ミスを見つけやすくなります。
校正ツールでチェックする
もし、日本語に自信があるのであれば、校正ツールのチェックをスキップしても問題ありません。
ただし、多くの人は不安に感じるかもしれません。
そのような場合におすすめなツールはEnnoです。
Ennoは、あなたが書いた原稿をコピーして、「日本語エラーをチェックする」ボタンを押すだけで利用できます。
Enno以外にも、ChatGPTを校正ツールとして活用してもいいでしょう。
日本語として不自然な箇所を指摘してくれるので、記事を公開する前にこれらのツールでチェックをするようにしましょう。
別のデバイスでチェック
記事を書く際には、パソコン、スマホ、またはタブレットを使用しますか?
僕は主にパソコンで記事を執筆し、スマホでもチェックするようにしています。
ここでのチェックは、文章そのものではなく、見た目のチェックです。
たとえば、1文字だけ改行されてしまうようなことはありませんか?
なるべくこのような見栄えの悪い問題を回避するために、文字数を調整したり、逆に追加したりすることを確認しています。
記事タイトルを決める
ブログの原稿を書き終えた後に行うべき重要なステップがもう1つあります。
それは、記事のタイトルを考えることです。
記事のタイトルは、読者の興味を引く言葉である必要があります。
なぜなら、興味深いタイトルがなければ、書いた記事は誰にも読まれず、すぐに離脱されてしまうからです。
クリックされるかどうか、読者の興味を引くかどうかは重要なポイントです。
そこで、タイトルによってクリック率が大きく変わる可能性がある言葉をいくつかご紹介します。
絶対にクリックしたくなる記事タイトルの付け方37選(例文付き)の記事を参考にしてみてください。
-
絶対にクリックしたくなる記事タイトルの付け方37選(例文付き)
アイキャッチ画像を決める
記事を読みたいと思わせるためには、アイキャッチ画像が大事。
本記事で言いますとこれです。
アイキャッチ画像は記事の始まりに配置されるため、読者の目が最初に向かう場所でもあります。
そのため、アイキャッチ画像は記事内容と関連していることが必要です。
アイキャッチ画像と記事内容が関連していない場合、読者に違和感を与えてしまい、興味を失わせてしまう可能性があります。
ですから、アイキャッチ画像は必ず記事内容を適切に表現したものにする必要があります。
メタディスクリプションを決める
メタディスクリプションは、Googleの検索結果画面に表示される「説明文」のことです。
この説明文は、あなたのブログの読者には表示されません。
Googleや他の検索エンジンで表示されるためのものです。
このメタディスクリプションが魅力的でクリック率が高ければ、たくさんのアクセスがあなたのブログに流れることになります。
うまい文を作ることで、上位表示されている他のウェブサイトよりもクリック率が高くなることもあります。
集客にとって非常に重要な文章なので、120文字以内の説明文を考えましょう。
文字数が多くなると、Googleの検索結果画面では途中で表示が切れてしまう可能性もあるため、できるだけ120文字に収まるように調整してください。
》効果絶大なメタディスクリプションの書き方【クリック率を爆上げ!】
-
効果絶大なメタディスクリプションの書き方【クリック率を爆上げ!】
まとめ:ブログの書き方テンプレートを大公開
本記事を簡単にまとめると…
本記事のまとめ
ブログ記事をテンプレートにするメリット
- ゼロから記事構成を考えなくていい
- 読者が読みやすい
- チームでのブログ運営がしやすくなる
ブログの書き方テンプレートは「3つのパート」から成り立つ
- リード文
- 本文
- まとめ
リード文で書くべきこと
- 読者の悩みを共感する
- この記事がどのようにして悩みを解決するかを伝える
- どんな人にとって役立つのか、アピールポイントを明示
- 解決方法について触れる
- 結論を書きつつ、記事の内容の概要を伝える
- 特に対象とする読者を指定する
- 読了後に読者が得られるメリットとベネフィットを伝える
本文で使うべき「型」
- あなたが主張したい時には「PREP法」
- 読者に何かを買ってもらいたい時には「PASONAの法則」
- 読者に何かを買ってもらいたい時には「新・PASONAの法則」
「まとめ」で大事なポイント
- 記事の内容を箇条書きで簡潔にまとめる
- 記事を読み終えた後、読者に促したいアクションを伝える
- 関連記事を紹介する
ブログを書く前にやるべきこと
- 上位表示させたいキーワードを決める
- なぜそのキーワードで検索したのか検索意図を把握する
- 記事構成を決める
ブログの原稿を書き終えてからやるべきこと
- 書いた原稿のチェック
- 記事タイトルを決める
- アイキャッチ画像を決める
- メタディスクリプションを決める
ジョセフ・シュガーマンの言葉ではありませんが、
2行目の最大の目的は 3行目以降を読ませること
このことを常に意識して文章を書かなければ、読者は最後まで読んでくれません。
読者が最後まで読んでもらうためには、どうすればいいのかを考えながら、今回ご紹介したテンプレートを使って、早速明日から書くブログに取り入れてみましょう。
また、Google Analyticsでページごとの滞在時間を比較してみてください。